本日の美術のお時間は、デジタルで作った折り紙ゲーム画面ですよ!
カナダのモントリオールにお住まいだというデジタル・アーティスト、ステフ・キャスケネットさん。彼女が作るデジタル・イラストレーションは、あたかもカラフルなクラフトペーパーで再現する、ファミコン時代の名作ゲーム画面...という一見して珍しい作風です。
大変手が込んでいるのは一目瞭然ですが、折り紙でこんな奥行きまで出して、ライティングまで凝っていて撮影もこだわっているなぁ! なーんて思わずにはいられないのに、実はこれが全部デジタルだというから2度ビックリさせられます。
懐かしの『魂斗羅』だけでなく、『リンクの冒険』、『悪魔城ドラキュラ』、『ロックマン』、『メトロイド』といったゲーム作品が、新たなアートとして描かれた作品集です。記事の最後に写真ギャラリーをご用意してありますので、ぜひとも古くて新しい感覚を味わってみてください。どうぞ!
【大きな画像や動画はこちら】
折り紙自体がアナログで古いものなのに、どうしてこれをデジタルで表現しただけでなく、懐ゲーの画面を再現しようとしたのでしょうかねぇ?
好きなモノを色々ぶち込んだのだと思いますが、仕上がりは現代的かつスタイリッシュなテクスチャー感が出ており、はからずも「NESタルジック」な気分に浸ってしまいます。
ステフさんは他にも、『星のカービィ』や『ドラゴンクエスト』のスライムが現れた画面、それに『スーパーマリオワールド』のマップなどもデジタル折り紙アートで再現しているだけでなく、それぞれ大・中・小のサイズでプリント版が購入できるようにもなっています。
お値段はサイズによって12.61ドル、19.40ドル、34.03ドルと、その気になれば手の届くプライスとなっていますので、ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?
NEStalgia by Steph Caskenette [Behance, via Dotcore via Kotaku]
(岡本玄介)
関連記事