これぞLEGOらしい、ブロック遊びの原点ですね。
子供の頃、みなさんは何かを作ったり、何かを認識したりする時に、思いのままに捉えていたのではないでしょうか。例えば青空に漂う雲の形。ぼんやりとそう見えたら、「あ、◯◯◯だ!」と純粋に認識していたのではないかと思います。それはきっと価値観に縛られない子供の豊かな想像力が働いていたからなのでしょう。
それはブロック遊びでも言えるようです。今回ご紹介するのはLEGOの非常にシンプルなプリント広告。テーマもシンプルに「IMAGINE」と銘打っており、抽象的な広告で読み手に想像を与え楽しませてくれています。どうぞ以下よりご覧ください。
まずはこちらの広告からどうぞ。
蓮らしき形の上に緑色のブロックが置いてあり、これを見て筆者はカエルなのではないかと想像しましたが、みなさんにはどう見えたでしょうか? もちろんこの広告に答えはありません。強いて言うのであれば、想像したものが答えなのです。
続いてこちらの広告。たった一つの赤いブロックなのに、丸い水槽の背景によって金魚を想像させます。
このように、1つのブロックでも見方によっては異なるものにも想像できてしまうわけです。きっとLEGOブロックは「想像力」がコンセプトなんだなと、LEGOの本質が見て取れます。そういう意味で、LEGOブロックは子供に豊かな知的好奇心を与えてくれるのではないでしょうか。
この広告を見てLEGOをやりたくなってきた人もいるかと思います。ここは子供の頃のように、実際にLEGOブロックで想像力を働かせてみるのもいいかもしれません。
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LEGO: Goldfish, Frog, Canary, Mouse[I Believe in Advertising]
(佐藤カズユキ)
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