何が何だか分からないなんてレベルじゃないぜ!
様々な世代を魅了する『ポケモン』ですが、魅了されたのは何もプレイヤーだけではありません。『ポケモン』の人気と知名度を一攫千金のチャンスと見た海賊版ゲーム制作者たちだって同じです。
駄作ゲームプレイ動画で知られるJonTronさんが案内してくれた『ポケモン』の海賊版ゲームの世界は、想像以上に広く、深く、人類の理解を遥かに超えたものでした。
中には美少女化されたポケモン達が戦う『萌えっ娘もんすたぁ』や、『もののけ姫』に出てきそうなのがパッケージを飾る『Pokemon Diamond/Jade』(ポケモン:ダイヤモンド/ジェイド)など、不思議で不気味でワケワカメな海賊版に身も心もピカピカにされてください。
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様々なフォントで書かれた「New Game」、「128M」、「Pocket Monsters」などの表記が踊るSNESゲーム『比卡超 げんきでちゅう』(比卡超=ピカチュウ)。
パッケージのゲーム名と、カセットのゲーム名『Pokemon Pikachu Edition』が違ったり、カセットのステッカーをはがすとその下に別のゲーム名『Picachu』(英語でのピカチュウの名前は通常「Pikachu」)が出てきたりと、ゲームを始める前から驚きに次ぐ驚きに満ちたゲームです。
ポケモンキャラや、なにかよくわからないモノが出てきたり、ゲームがやけに難しかったりと色んな意味で凄いシロモノですね。
ゲームボーイカラーの『Pokemon Adventure』、ゲーム開始画面では期待させてくれるものの、中身はといえば、『ソニックアドベンチャー7』というパチもんゲームのそのまた改造版。ピカチュウがソニックみたいに動きますが、あくまでもポケモンゲーなんです。
始まってそうそう「ようこそ! エルフの世界へ」、オーキド博士が自己紹介で「みんなからはエルフモンスターとして慕われておるよ」とか、謎の翻訳が遊ぶ者を困惑させるベトナム語版『ポケットモンスター クリスタルバージョン』も素敵です。
最後に紹介されるのは、楽しそうなピカチュウと『4in1』とだけ記されたNESカセット。「Picaclick」、「Picaslot」、「Picadance」の、タイトルにどれも英語で「異食症」を意味する「Pica」のついたミニゲームと、なぜかまんまなタイトルの『Pacman』(パックマン)の4つのゲームが入っています。
色々と凡人の想像力を超越する海賊版『ポケモン』の世界、お楽しみいただけましたでしょうか? なんだかもうお腹いっぱいで、色々なモノがこみ上げてきそうですが、ここはグッとこらえてお口直しにコイキングでもどうぞ。
A Journey Through Bootleg Pokémon Games[via Kotaku]
(abcxyz)
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