皆さんは何色のレーザービームがお好きでしょうか?
SF映画といったら、宇宙船? エイリアン? はたまたタイムマシン? どれも「YES」ではありますが、やっぱり...レーザービームは外せないですよね。
宇宙船はレーザーキャノンで敵機を撃ち落とし、エイリアンは光線銃で退治され、時空転移装置からは何やらカラフルな光が発生されるのがお決まりです。
そんな煌びやかで強力な光のエンターテイメントに、心が踊らないはずはありませんよね!
ということで、今回は「io9」が選んだ、「映画史上最高のレーザーシーン10選」を観て、トキメいてしまいましょう。最後には、「映画史上最低のレーザーシーン」をオマケでご紹介します。
【大きな画像や動画はこちら】
10:『ロボ・ジョックス』
1990年に制作された、アメリカ初の実写版ロボット・バトル映画がこれ。ギリシャ神話のトロイア戦争のストーリーを、SF映画の近代ロボットに置き換え、コマ撮り撮影によって作られた元祖『パシフィック・リム』のような1本となっています。
核戦争が起こり、大半の人類が滅亡してしまった世界で、共和国と連邦国に別れており、これ以上の戦争が禁じられているため、領土権など国同士の争いは双方のロボットを戦わせた勝敗で決めています。
主人公アキレスが操るのは、日本人ロボット工学博士のマツモト博士が開発したマツモト14号。ロケット・ミサイル、レーザービームを搭載しているだけでなく、敵機からのレーザーを反射する装置まで仕込まれています。
9:『スター・ウォーズ』
SF映画の鉄板中の鉄板といえばこの映画、レーザー光線でバトルを繰り広げ、剣撃で戦うシーンですらライトセイバー。挙句の果ては人口の星デス・スターが、自然の惑星を強力なレーザービームで粉砕してしまいます。
SF映画史上、破壊力ナンバーワンのレーザーかもしれませんね。
8:『バイオハザード』
ゾンビ映画でありながらも、アンブレラの研究施設「ハイブ」にはハイテクな防衛装置が盛り沢山です。
ここで登場する制御コンピューター「レッド・クイーン」は、通路で人間をスパっとスライスしてしまう殺人レーザービームを繰り出します。
これはよくあるビームが真っ直ぐ伸びた、先っちょの「点」で攻撃するものではなく、横向きの「線」で攻撃するタイプ。目の前で格子状に分かれちゃったりしたら、あっという間に人間サイコロ・ステーキの完成です。
7:『ゲット スマート』2008年
コメディー系スパイ映画の『ゲット スマート』では、地下から掘られた穴を伝い、殺人レーザー・トラップが張り巡らされた部屋に到達します。
アン・ハサウェイさん扮するエージェント99は、どのように動けばそのレーザーを回避できるのかを知っており、セクシーなおケツを突き出したりバク転したりで、見事にクリアしていくのです。確かキャサリン・ゼタ・ジョーンズさんも他の映画でこんなことしていたと思いますが、どちらもお色気とレーザー光線の競艶による、とってもドリーミーなシーンですね。
6:『SFレーザーブラスト』
1978年にアメリカで制作された、低予算映画の『SFレーザーブラスト』。トカゲ星人の特撮が秀逸なため、日本ではマニアから人気のあるB級映画なのだそうです。
タイトルに「レーザー」と書かれたSF映画なので、ランキングに入れないわけにはいきませんよね。気弱な青年ビリーが、宇宙人の落し物であるレーザー・キャノンを手に入れ、街中なんでもかんでも破壊の限りを尽くし怪物に成り果ててしまう、悲劇の物語です。
5:『コンゴ』
これは1995年制作のハリウッド映画で、マイケル・クライトン原作の小説『失われた黄金都市』を原作に実写化した、大アドベンチャー作品です。
ヴィルンガ火山群に眠るダイア鉱山からダイアモンドを護るため、調査隊に襲いかかるゴリラ軍団。そしてその窮地を救うべく、巨大ダイアモンドで威力を増大させたレーザービームを撃ちまくるカレン・ロス博士。手話で人間と意思の疎通ができる味方ゴリラとの連携で、ゴリラ軍団をゴリゴリとなぎ倒していきます。頼もし過ぎ!
4:『アメリカン・ニンジャ』
海外ではニンジャという存在に絶対的な強さを感じ、憧れを持つ人たちが、たくさんいらっしゃいます。
タダでさえそんな扱いだと言うのに、1985年に公開された『アメリカン・ニンジャ』では、本来なら科学技術とは無縁のはずの忍者がレーザービームを発射するのです。しかもその拳から! それ、一体なんて忍法ですか?
3:『トロン』
こちらは武器ではなく、テレビゲームの中の世界にテレポートするために照射されるレーザービームが出てきます。SF映画の中には、このようにレーザーで何処かに転送される表現もまた多いですよね。便利なレーザーは様々な用途に役立ちます。
動画は、『トロン:レガシー』公開を記念して、カリフォルニア州のディズニーランド・リゾートで演じられた『ElecTRONica show』だそうです。こんなふうにレーザー光線を意のままに操れたら最高ですね!
2:『天才アカデミー』
1985年に公開されたヴァル・キルマーさん主演のいかにも80年代な1本。若きキルマーさんは天才的頭脳を持つクリス役で、主人公ミッチのルームメイトとして登場します。動画はクリスがぶっといレーザー砲を完成させた場面で、一瞬にしてブロック塀や部屋の壁などを貫通させてしまいました。
ストーリーは、その大学の教授がミリタリーからレーザービームの開発資金を受け取っていますが、技術的な問題がクリアできないために、全国から天才とされる子供たちを飛び級させてまで「学校の課題」という体でレーザービーム開発にかかわらせています。その陰謀を知った主人公たちが、教授に一杯食わせてやる痛快な学園コメディーとなっています。
1:『007 ゴールドフィンガー』
お馴染みスパイ・アクション映画の『007』シリーズですが、ハイテク機器がいろいろ登場するこの映画には、大体なにかしらのレーザービームがでてきます。
1956年の『ダイヤモンドは永遠に』の蝶々型デコレーション人工衛星しかり、1995年の『ゴールデンアイ』の時計しかり、『ムーンレイカー』の宇宙バトルしかり。ですが「io9」は、ジェームズ・ボンドの股間に迫り来る『ゴールドフィンガー』のレーザービームを第1位に選出。
大富豪ゴールドフィンガーは、ミスター・ボンドを男性の大事なところから焼き切って死に至らしめたかったようです。
ガッカリ部門第1位:『タイムマスター/時空をかける少年』
1995年に公開された、ディズニー映画。内容は...地割れの穴に落ちて、老いたアーサー王の時代にタイムスリップしてしまったカルヴィン少年によるドタバタ・コメディーとなっています。
で、ナニがガッカリかって、主人公が携帯CDプレイヤーのフタをパカっと開いて、CD読み取り部分のレーザーを敵の騎士の目元を照らし、目がくらんだ相手がその程度でお城のバルコニーから落下死してしまうというのがイチバンの山場だからです。
これには色々な指摘があるようで、まずフタが開いた状態ではレーザーはでませんし、機械の真ん中からあんなに強烈に外側へ向いて照射されないという、技術的&構造的な前提を無視しちゃっているんですねぇ。
ちなみにですが、ケイト・ウィンスレットさんも出演されていますので、ファンの方々はヒマ潰しにどうぞ。
ということで以上、「F映画史上最高のレーザーシーン10選」をお送りしました。閃くビームにグっときましたでしょうか? ほかにも『X−MEN』サイクロプスの目から出るレーザービームなどもカウントしてよいかと思いますが、読者のみなさんが思い当たるイカしたレーザービームなどありましたら、コメントやツイートで教えてくださいね!
10 Greatest Laser Scenes in Movie History[io9]
(岡本玄介)
関連記事