いつかは参加したい、砂漠に集まる『マッドマックス』イベント!
いずれ核爆弾が落とされ、世界が終りを迎えるだろうという考えのもと、映画『マッドマックス』に超絶インスパイアーされすぎたおやっさんが、愛車で荒野を爆走します。
そのおやっさんの名前はロン・グリフィスさん。カリフォルニアのモハビ砂漠近くで、クルマの修理屋をされている初老の男性です。
シボレーのモンテ・カルロを世紀末風に大改造した、「モンスター・カルロ」を駆るロンさん。ディストピア的なコスチュームは着ていないものの、愛車の雰囲気はバッチリ!
以下でロンさんのインタビュー動画をチェックしてみてください。老いてなお、少年のように話している姿に、思わずこちらもほのぼのしてしましますよ!
【大きな画像や動画はこちら】
ボンネットにくっついたカイザーナックルもイカす! 極限にカスタマイズした「モンスター・カルロ」ですが、だからこそ、自慢の改造ポイントがあれこれあります。
まずは全てを失ってしまった世界でも寝られるように、4ドア車の後部座席を入れており、車内での暮らし易さを確保。天井に取り付けた巨大パチンコは、実際に作動して敵を迎え撃つことも可能となっています。
かつては消火剤を入れていたというタンクと、予備のガソリンタンクも剥き出しで積まれており、これもまた実用的な装備となっています。
スペアタイヤをテーブルの天板を合体させれば、ちょっとしたカフェテリアが完成し、新聞で核戦争のニュースを読みながらお茶をすすることだってOK!
そしてロンさんが主だという、砂漠の中にある「ウェイストランド」では、毎年9月最後の4日間になると各地からアポカリプス的な老若男女が集結し、辺り一面が『マッドマックス』一色になる『ウェイストランド・ウィークエンド』が開催され、ここでまた「モンスター・カルロ」が激走しまくります。
そこでは賞品をかけた格闘バトルや、自慢の愛車で砂漠を走り回り、ミュージック・ライブやカクテル・バーなど、さまざまな世紀末的アクティビティーが開催され、その期間だけひとつの街が形成されるのです。去年は1200名が訪れたと言うから、その地名度の高さが伺えますね。
最初は「モンテ・カルロ」を見たロンさんの奥さんが、「モンスターのようだわ!」とおっしゃったことからその名前がついた「モンスター・カルロ」でしたが、今ではその奥さんの愛車は50口径のマシンガン付き「オバマネイション」という、これまたトンでもな世紀末覇車となっているのだとか。
そのほか3台も入れて、全部で5台の世紀末モービルを持つロンさん。「モンスター・カルロ」も、公道ではない砂漠を走るだけなので車両登録はしていないそうですが...ロンさんはとても幸せそうに、今日も道無き道を大爆走するのです。
What Post-Apocalyptic Car Would You Build?[ROADS&RIDES]
(岡本玄介)
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