読み聞かせの時に、是非試してもらいたい。
幼い子供を持つ人がやることのひとつに、読み聞かせがありますよね。子供の心と言語の発達に役立つ大事なコミュニケーションです。この読み聞かせで、登場人物の性別を逆転させたら、お子さん達は混乱するのでしょうか?
そんな実験を『ホビット』や『秘密の花園』、『ナルニア国物語』などで行ってみた人がいるとio9が伝えています。それでは、以下からミシェル・ニフイスさんが行った性別逆転読み聞かせの結果をどうぞ!
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逆転させるのは簡単でした。ビルボは素晴らしいヒロインになったのです。彼女はタフで、機知で、謙虚、そして面白く、宝石をウィットに使いました。おそらく、キャラクターの性別が重要でない書かれ方だったからでしょう。
私はその他の本でも、メジャー、マイナーに関わらず男女のキャラクターを入れ替えて試してみました。『秘密の花園』では、メアリを救った心優しく動植物に愛されるディッコンを、メアリの大親友にし、『たのしいムーミン一家』では、フローレンとスノークの性別を逆にしました。また『ナルニア国物語』では、ピーター・ペベンシーと、妹のスーザンの代名詞を逆にしてみました。
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書かれている通り、性別を意識させる設定になっていなければ、違和感無く受け止めることが出来るようですね。より詳しい実験結果は、ニフイスさんのエッセーで読むことが出来ます。
余談ですが、訳者は息子に読み聞かせの本を探している時に、児童書には「男の子用」と「女の子用」と区別されたものが存在しているということを知りました。
中は想像通り、男の子用には冒険心や勇気を養うストーリー、女の子用には優しさや慈しみ、協調性を養うようなストーリーがメインです。女の子用はフェミニンな内容なので、主人公を男性にするには無理があると思いますが、男の子用に含まれるストーリーの登場人物は、女性に置き換えても違和感が無いものが大半でした。
そういえば過去に「コスプレで性別逆転!? 女性レイヤーが自由な発想でダンテなどに変身」という記事を紹介したことがありますが、コスプレの場合は女性を男性に置き換えてもソコまで違和感はありませんね。
トップ画像:Lanimalu
[via David Brin via io9]
(中川真知子)
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