家庭用ホームシアターのはしりでしょうかね!
実は家庭用/アーケード用ゲーム機だけを作っていたわけでもなく、スロットマシーンやスピード写真ブースといった、大きな機械なども製造していたセガ。
ゲームと親和性が高いからか、アーケードゲーム機からのノウハウがあったからなのか、かつては50インチの巨大モニターまでをも造っていたというから、ちょっとビックリですよね。
なんとその名も『SEGA VISION』。かつて売られていた、手のひらサイズの携帯メディアプレイヤーのアレではなく、壁を埋め尽くすほどデカいんです。
では以下で、1977年に放送されていたテレビ・コマーシャルをご覧いただきたいと思います。メジャーリーグ好きの方々も必見かもしれませんよ!?
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当時のロサンゼルス・ドジャースの一塁手だった、スティーヴ・ガーヴェイさんが紹介されている、この『SEGA VISION』。
リモコンが付いていただけでなく、自宅の壁面にドーンと置けるように、土台とフレームが一体型ケースとなって、ひとつの家具のようになっています。
今でこそ家電量販店にいけば、これくらいのサイズのモニターは珍しくありませんが...1977年でこのサイズですよ? ほとんどクルマを買うくらいの勢いで、かなりリッチな人たちじゃないと買えなかったんじゃないかとお察しします。
さらにユニークなのは、ロスアンジェルス近郊に在る、4つの巨大ショッピング・モールに「SEGA VISION スタジオ」なるショップが入っていたようで、当時はその4箇所でしか体験、または購入ができなかったみたいなんですよね。
つまりこのコマーシャルは、地方限定のローカルCMだったってコトになるんです。
80年代に入り、セガは家庭用ゲーム機の製造・販売に力を入れるようになって行きましたが、2000年には、フジテレビジョンが企画・発売をした、「ドリームキャスト」内蔵インターネット・テレビ「CX−1」という商品でちょっぴりTVビジネスに返り咲いた事もありました。
ホントだったら、50インチの『SEGA VISION』で「ドリームキャスト」を遊びたいトコロですが、まぁ昔はこんな商品も有ったのね、ということで。ひとつお勉強になりました。
(岡本玄介)
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