お掃除ロボット 焼身自殺 ルンバ 火葬 オーストリア


「ルンバが焼死した!」

ルンバが家出したwww」と言うのは良く目にしますが...「ルンバが焼死」というのは珍しいのではないでしょうか。しかも、自ら台所の調理器の上で火葬したというのだから、よほどオーナーさんのご自宅が汚く、掃除が嫌だったのでしょうか...。

オーストリアの田舎で起こったこの悲劇。高いお金で買った持ち主も、さぞやガッカリしたことでしょう。以下でコトの顛末を、もう少し詳しくご紹介します。どうぞ
 


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この悲劇が起こったのは、オーストリアの山間に在る小さな村。交通の便もアクセスしにくい所に集落がある、ヒンターシュトダーという村のとある一軒のお家でした。

オーナーによりますと、電源を落としたはずだったルンバが突然動き出し、調理台(写真からして鉄板型コンロかIHヒーター?)に飛び移り、灰と化してしまったというのですから、まるで自殺願望のあるゾンビのようです。

このニュースを報じた、オンライン・ニュースサイトのDaily Mailでは、消火活動にあたった消防士のヘルムート・クニエワッサーさんからの、状況説明が載せられています。

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ここの家主は小さなロボットを作業台に起き、こぼしたシリアルを掃除させていたのです。そして家主はロボットがその仕事を終えた時に、電源を落としたと言っています。ですが台所の調理台は、電源が入ったままになっていました。

44歳の家主は、奥さんと息子さんと暮らしており、その悲劇が起こった時は全員一緒に外出していたのです。そして、どういう訳かロボットが再起動してしまい、調理器の上に歩を進めました

ロボットの足元は急速に溶け出してしまい、その場所にハマって動けなくなってしまったのでしょう。そして本体に火が着いたということです。我々が到着した頃にはもう、灰の塊となっていました。


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ルンバだけにちょっと可愛く愉快なアクシデントという気もする反面、調理器の上に暴れまわったタイヤ跡があるのを見ると、火が着いたままのた打ち回ったのでしょうか......。本人的には灼熱地獄で阿鼻叫喚レベルだったのかもしれません。

世の中には、親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくロボットもいるくらいですが、このルンバさんは残念でした。


Paranoid android: Cleaning gadget 'switches itself on' and moves onto kitchen hotplate in 'suicide bid'[Daily Mail, via Geekologie via Kotaku

岡本玄介

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2013/11/rumba_was_a_self_burning.html