このポケモンみたいな何かは、宇宙から中国経由で来たモンスターたち!
世界中で人気の『ポケモン』は、中国でももちろん大人気。しかし、ゲームコンソールBAN政策もあって、合法的に中国語翻訳版の『ポケモン』を遊ぶことは最近まで難しかったようです。じゃあ『ポケモン』の無い生活を、中国は如何にして乗り越えたか?
『ポケモン』に似た何かを作って乗り越えたんです。それがこの、基本プレイ無料のオンラインブラウザゲーム、『Seer』です。
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2009年にShanghai Taomi Internetによりローンチされた『Seer』は少し変わったオンラインゲームです。実はこのゲーム、7歳から14歳までを対象とした、SFテーマのソーシャルネットワークを作ることを目的として作られたゲームなんです。
ソーシャルネットワークを作る過程で、Shanghai Taomiはゲームの中に身体的健康、独創的思考、発見、などの点を「ポジティブ・フォーカス」として定めて、ゲームを作っていったんだそうです。
それらの「ポジティブ・フォーカス」が『Seer』のゲームプレイにどれだけ反映されているのか、定かではありません(特にオンラインブラウザゲーである本作と「身体的健康」との関連とか)。
『Seer』はポイント・アンド・クリック式のアドベンチャーゲーム風の作品といった感じの作品です。ただ、アドベンチャーゲームというよりかは、任天堂の『ポケモン』と『ネオペット』を掛けあわせたような感じの作品といえるでしょう。
ゲームの舞台は宇宙で、プレイヤーキャラも人間ではありません。プレイヤーは「Seer」という宇宙船に乗り込むことになります。船内ではロボットその他のNPCがいるのですが、一番重要なのはクリーチャーを捕まえて訓練することです。『ポケモン』のように、プレイヤーは(スペース)モンスターを捕まえて、モンスターたちを戦闘に使うこととなります。
『Seer』の戦闘も、『ポケモン』に似たものとなっています。唯一違うところを上げるとすれば、『ポケモン』ではポケモンの肩越しに戦闘を見る形になっているのに対し、『Seer』では両モンスターが斜め前を向いているというところです。それぞれのモンスターには4つの技が用意されており、プレイヤーは技を使って攻撃したり、アイテムを使用したり、戦闘から逃げる、などの行動を選択をすることになります。
さすがに任天堂のビッグタイトルである『ポケモン』と比較すれば、無料プレイのブラウザゲーである『Seer』のキャラクターアートは洗練されてはいません。『ネオペット』と似ているとも言えるでしょうが、アニメーション部分では『ネオペット』よりもだいぶ優れた作品です。
本作は基本プレイ無料のブラウザゲーで、サインアップも他の中国のゲームと比べれば難しくないそう。中国のIDとかも不要だそうですので、気になる方は遊んでみられるのもいいかもしれません。
Seer - International Version [Official Site via Kotaku]
(abcxyz)
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