食べ物でグロいものを作るのは決して珍しいことではありません。これまでにも、パンや生肉で人体を再現なんてものもありました。しかし、誰が甘~いケーキでグロくてゴアな傷メイクを再現しようなんて思うでしょうか?
今日、皆さんに紹介するのは、io9が取り上げたカレッジアーティストのアシュカン・ホナーバーさんの「Face 5」シリーズ。これは、ケーキやアイスクリームを使ったゴアメイクなんです。傷口のグチャグチャした部分をキャンディやジェリービーンズ、クリームなんかを使って表しているんですが、お菓子と分かっていても気持ち悪い仕上がりなんです!
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io9によると、ホノーバーさんの「Face 5」プロジェクトは、兵士が耐えた肉体並びに精神的外傷に敬意を表しているそうです。というのも、このプロジェクトに利用した殆どの写真は、第一次世界大戦の兵士を参考にしているのだとか。そしてお菓子を使ったのは、意外性などではなく、戦争に対する次のような思いを表現したかったからのようです。
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カラフルなキャンディは、次の2つを表しています。1つは、戦争と暴力に対する幼稚なまでの純真さ。私たちは、しばしば人間の体が如何に脆いのかということを忘れてしまっています。次に戦争というものへの「甘い」フェイクプロパガンダ。昨今、私たちは戦争をテレビを通してみています。だから、実感出来ないのです。戦争は、一般大衆用のフェイクの番組になってしまっているのです。
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見ていただいても分かる通り、これらの作品は100%スイーツで出来ているわけではありません。グロさを強調する為にクレイフォームの上に液体マシュマロをかけたり、Photoshopで加工しているそうです。
ホナーバーさんのサイトには、これらの他にも作品が紹介されています。お菓子とは言え、結構なグロさですよ。よろしかったらチェックしてみてください。
Faces 5 [Ashkan Honarvar via rahzzah via io9]
(中川真知子)
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