ヒーローを歌にしたものもあれば、自分がロボット化や鉄人化した歌も!
ポップ・カルチャーが渦を巻いていた、古き良き80年代。ド派手なパーフォーマンスや巨大な肩パッドの入ったギンギラギンの衣装といったヴィジュアルだけでなく、楽曲の内容までもが空想科学...つまりSFチックなものが沢山生まれました。
それ以前にも、1950年代には火星人をテーマに歌ったロカビリーもあり、1970年代にはデヴィッド・ボウイさんがジギー・スターダストとなり、ついに1980年代にはロックンローラーのキルロイが「ドモ アリガト、ミスター・ロボット」と歌うようになったのです。
今回は、「io9」読者の皆さんがコメントに残した、お薦めのSFソングスをいくつかご紹介します。それでは以下で、タイムマシンにお願い!
【大きな画像や動画はこちら】
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Dayburner:このアルバムで決まりだろう
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まずはコチラ、コミック・ブックのヒーローが元で、映画にもなり、QUEENが歌まで歌った『フラッシュ・ゴードン』。完璧なチョイスじゃないでしょうか?
公式ミュージック・ビデオもご覧いただきましょう。
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Pitchblende:80年代よりも前にビミョーな感じになったコレ
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イカした1曲がやってきました。上記『フラッシュ・ゴードン』にフラれ、ダース・ヴェイダー卿にも置き去りにされた(という歌詞の)サラ・ブライトマン&ホット・ゴシップによる、『アイ・ロスト・マイ・ハート・トゥ・ア・スターシップ・トゥルーパー』です。宇宙飛行士に色目を使うお姉さんの歌となっています。
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えぇ、これまたデヴィッド・ボウイさんですが、『スペイス・オディティ』は外せませんよね。
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B:
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RUSHの『2112』も定番でしょう。『Cygnus X-1: Books I & II』についても、「本当のSFミュージックなら、プログレッシヴ・ロックに深入りしないとネ」とShockratesさんはおっしゃいます。それが証拠に(?)instrumentofpunishmentさんが挙げたのが、キング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』です。
21世紀のディストピア的な未来像を暗示している、音楽的にも、アルバム・アート的にも衝撃的すぎる1曲。
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kernow:明らかにコレかな。
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『ゴーストバスターズ』は宇宙モノのSFではないものの、テクノロジーを駆使して幽霊退治をする特撮映画なので、全然アリですね。となりますと、Wittynameさんが「疑問に思うまでもなく」とポストしたGIFアニメの『スリラー』もカウントされるでしょう。
メタル界にも、ジューダス・プリーストによる『メタル・ゴッズ』や『エレクトリック・アイ』、『ザ・センティネル』。そして、アンスラックスが映画化もしたコミック『ジャッジ・ドレッド』について歌った、『アイ・アム・ザ・ロウ』などがあります。
この通りメタルにも近未来的な歌が多数ありますが、やはり忘れてはいけないのがブラック・サバスの『アイアンマン』。未来で世界の終末を見て現代に戻り、鉄の人間と化してしまった...というストーリーが、かなり空想科学です。当然、これにも「io9」では何人かの読者が推しています...!!
以前にも「最高にクール&クレイジーだぜ! SFをテーマにしたバンド/ミュージシャン11選」という記事で似たようなテーマをご紹介しましたが、現在までの音楽シーンにはまだまだ数えきれないくらいのSFソングが存在します。
「io9」のコメント欄だけでも、相当な数の動画や画像がコメントに貼られていますので、SF好きで音楽愛好家の皆さんは、ゼヒとも覗いてみてください。
What is the greatest science fiction-inspired song ever written?[io9]
(岡本玄介)
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