「ロボット工学三原則」の生みの親としても知られる、SF作家アイザック・アシモフの代表作『ファウンデーション(銀河帝国興亡史)』シリーズが、日本でマンガとなって発売されました。
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『ファウンデーション』は、1万2000年続いた銀河帝国の末期に、人々の行動を数学的手法で予測する「心理歴史学」を用いて帝国の崩壊を予言した、数学者「ハリ・セルダン」によって設立された組織「ファウンデーション」が、彼の「セルダン計画」に基づき、 帝国崩壊後におとずれる様々な危機を乗り越え、新たに生まれるとされる「第二銀河帝国」の中核へと数百年かけ成長していく姿を描く、SF巨編。
『スタートレック』や『スターウォーズ』など、後のSF作品に多大なる影響を与えた作品でもあり、最近の作品では、天才学者の計画に基づき、圧倒的な科学・技術力を駆使し、人類を救おうとする秘密結社を主人公とした『ガンダム00』にその影響が顕著に現れていました。イオリア・シュヘンベルグからのビデオレターなんかも、(内容は違えども)まさに「セルダン計画」的です。
今回発売された、マンガ版『銀河帝国興亡史1 ファウンデーション』は、ハリ・セルダンが「銀河百科事典」を編纂するグループとして「ファウンデーション」を創設する第1部、初代市長サルヴァー・ハーディンの活躍を描く第2部および第3部をマンガ化しています。
早速読んでみましたが、自分が小説を読んだときのイメージよりもかなり若く(ガール・ドーニックはもはや少年)、ハンサムに描かれた登場キャラクターたちにちょっと驚きはしたものの、ストーリーは美味しいところを読みやすくまとめていて、「興味はあるけど長編小説はちょっと...」という方にもオススメできます。
今まで海外でも映像化はおろか、コミック化すらされてこなかった作品が、日本発でこういった形で見られるのはファンとして非常に嬉しいです。なぜ今になってコミック化に至ったのか? という経緯も非常に気になる作品。続きがどこまで出るかも楽しみですね!
『銀河帝国興亡史1 ファウンデーション』はサイドランチから945円で発売中。
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(傭兵ペンギン)
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