仮想現実がどんどん現実に近づいています!!
ネット上でクールなアイディアに投資できる、クラウド・ファンディング・サービス「KICKSTARTER」にて、資金を募っているモーション・コントローラー「STEM システム」が、大注目を浴びているようです。
このモーコン...ディベロッパーのシックスセンス社が最初に希望したのは25万ドル(約2500万円)だったのですが、今現在はその倍の50万ドルに届こうかという金額が投資されています。でもその内40万ドル以上が、たったの1日で集まったというから、世界の期待度は相当高いようですね。
両手に持って、時には両足にも装着して仮想現実内を歩きまわる「STEM システム」。以下でその概要を紹介するビデオを3本、チェックしてみてください。どうぞ!
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まず1本目は、KICKSTARTERで公開されている「STEM システム」の紹介動画です。
両手に握って使用するこのモーコンは、あたかもPC用モーション・コントローラ「Razer Hydra」と、Kinectのテクノロジーを一緒に使っているかのような感じ。しかし、そのふたつと決定的に違うのは、「STEM システム」はワイヤレスであり、カメラではなくセンサーのモーション・トラッキング・システムを使っているトコロ。より自由に、大きく動けて、より正確に操作が仮想現実内に反映されるようです。
さらに、ヴァーチャル・リアリティー対応のヘッドマウント・ディスプレイ、「Oculus Rift」と併用すれば、まるで自分がゲームの中に入り込んだかのような、もしくはデジタル世界が現実のモノとなったかのような、仮想現実体験が出来るようになるそうです。
続きまして、もう少し実体験している様子になれる動画を2本お届けします。
両手だけでなく、サンダルにもコントローラーをふたつ(ムリヤリ挟んで)装着すれば、「STEM システム」がモーションを読みっとって、プレイヤーはゲームの世界を自由に歩き回るコトが可能です。ボールや本だけでなく、飛んでいる蝶々を捕まえては踏み潰したり、樽など一見して重そうな物体も掴めて投げ飛ばすムーヴだって軽々行えます。
ちなみにですが、逆光で太陽が当たった時にキャラクターが首なしになっているのは、まだ開発の途中だからなのだそうです。途中、バスケットボールが頭の代わりになっていましたが...。
さて、この「STEM システム」、すでに目標額を大きく超えているだけでなく、まだまだ10月12日まで出資を受け付けていることなので、完成した時には今の開発段階よりもっと出来の良い商品が登場することでしょう。
世界中からの期待にどう応えてくれるのか、とても楽しみです。
STEM System: The Best Way to Interact with Virtual Worlds[Kickstarter via Kotaku]
(岡本玄介)
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