魔法を戦闘技能として捉える世界だと、どうしてもある問題が出てきます。「最強の魔法があってはいけない」と。これは、近年の少年漫画によくあることだと思いますが、主人公の強さはあくまで平均的に、伸び白の多い強さでなければ行けません。なぜなら単一唯一随一の能力を持ってしまえば、その力だけで全ての敵を薙ぎ払えてしまえば、その作品はただの消化試合を淡々とこなすだけになります。マンネリ化を防ぐため、超能力に近い魔法であっても、得手不得手があり、相性の善し悪しのある世界観で戦いに緊張感を生むことで、読者を飽きさせずに話が展開できるものです。最強能力は、ラスボスと最終決戦以外で出してはならないのが、今のファンタジー世界の流行でありルールになっているのでしょう。 ハリポタの世界のように、魔法は文化であり、生活に役立つものから護身術レベルのものまであれば余計なことはいりません。「〜するための魔法」でいいんです。ですが、魔法を戦闘技能、武器兵器として使うなら、それがメインとなるなら、必要なのはあらゆる状況に対応するための魔法、理論で制御された正確に操れ、戦略に組み込むにふさわしい魔法が必要なのです。現実の兵器だって同じです。最初は獣を狩るため、とりあえず皮を破ければよかったのが、人を殺すため、防具すらも貫通できる力のある武器は科学理論を持ってしなければ生まれませんでした。そういった背景もあります。 要は、飽きない展開を作るために、主人公の持つ強い力に対抗するための魔法、またそれに対抗するための魔法、またそれにとやっているうちに設定がぐしゃぐしゃにならないための一つの答えが、魔法理論というものを生みだしたのだと思います。 長文失礼します・・・
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魔法を戦闘技能として捉える世界だと、どうしてもある問題が出てきます。「最強の魔法があってはいけない」と。これは、近年の少年漫画によくあることだと思いますが、主人公の強さはあくまで平均的に、伸び白の多い強さでなければ行けません。なぜなら単一唯一随一の能力を持ってしまえば、その力だけで全ての敵を薙ぎ払えてしまえば、その作品はただの消化試合を淡々とこなすだけになります。マンネリ化を防ぐため、超能力に近い魔法であっても、得手不得手があり、相性の善し悪しのある世界観で戦いに緊張感を生むことで、読者を飽きさせずに話が展開できるものです。最強能力は、ラスボスと最終決戦以外で出してはならないのが、今のファンタジー世界の流行でありルールになっているのでしょう。
ハリポタの世界のように、魔法は文化であり、生活に役立つものから護身術レベルのものまであれば余計なことはいりません。「〜するための魔法」でいいんです。ですが、魔法を戦闘技能、武器兵器として使うなら、それがメインとなるなら、必要なのはあらゆる状況に対応するための魔法、理論で制御された正確に操れ、戦略に組み込むにふさわしい魔法が必要なのです。現実の兵器だって同じです。最初は獣を狩るため、とりあえず皮を破ければよかったのが、人を殺すため、防具すらも貫通できる力のある武器は科学理論を持ってしなければ生まれませんでした。そういった背景もあります。
要は、飽きない展開を作るために、主人公の持つ強い力に対抗するための魔法、またそれに対抗するための魔法、またそれにとやっているうちに設定がぐしゃぐしゃにならないための一つの答えが、魔法理論というものを生みだしたのだと思います。
長文失礼します・・・