HooHoo のコメント

現実世界から見て、魔法自体が理から大きく外れたイレギュラーだから、何かしら型とか制約とかルールがないと何でもアリになって話が破綻しちゃうんでしょうね。
きちんと決めとかないと最悪の場合、主人公が直面するあらゆる局面に対して「○○な魔法がどうせあるんだろうからどうにでもなるよね」な論法が常に成り立ってしまい、設定上ご都合主義な展開以外ありえないというめちゃくちゃな話になりかねません。
それが創作上でまかり通った結果の実例としては、もはや魔法と呼べるものではなく『這いよれ! ニャル子さん』の宇宙CQCあたりでしょうか。
アレはホントに何でもアリですから。ギャグ作品ならではの開き直りによってはじめて成立する無茶苦茶さかと。

魔法がガチガチの論理に縛られるべきではないというのはある意味賛成だと思います。細かい設定の多い作品は楽しむのも一苦労ですから。
ただしそれはあくまで受け手の側の話で、作り手まで「魔法とは理屈で説明できない不可解なもの」という認識だと、そんな得体の知れない概念をそもそも話に組み込みようがありません。
理論自体は作り手が好きに決めていいんですから、だからこそ、魔法の存在が本来進行すべきストーリーに対して抜け道にも壁にもならないよう、裏設定レベルで魔法に関する設定には細心の注意を払う必要が必ずあると思います。
魔法に限った話じゃないですけど、自由度の高い概念な分、「話に不都合が生じてからの後付設定で矛盾がでる」という避けたい事態がいかにも起こりやすそうな題材なので。

No.2 136ヶ月前

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