ゲスト のコメント

個人的な嗜好の話になってしまうが、
逆に自分がシステム化された魔法世界が好きになれない理由として、魔法の神秘性が失われるということの他に
理解できない物事に無理矢理もっともらしい理由をつけて「理解したつもり」になるのが嫌だ、というのがある。
そういう事象の理由付けに使われる「神」と「科学」に差はない。
にもかかわらず、神や霊では駄目で、科学や科学に類似する何かであれば理解できるし、理解したことになるという感覚(錯覚)が受け入れられない。

ちなみに、不思議な魔法の存在自体がご都合だと思うのに、それに附属する創作科学のような設定はその設定自体がご都合だとは感じないのだろうか?
そういう人はそもそもファンタジーなど読まないのだろうか?
161でも書いたように、私はご都合が嫌いであるし、人にはよく細かいこと気にしすぎと言われる部類の人間だ。かといって魔法のような仕組みや原理が明かされていない存在そのものをご都合であるとは思えない。
とすると、むしろ一体何が「ご都合」なのか、その解釈の違いがこのズレの原因なのだろうか?

ともあれ、根本的に同じものであるのだから、長々と無理な理由をこじつけられるより、不思議なものは不思議なままに描いてくれるほうが私は潔いと思うし好感が持てる。
おそらく私は魔法というものを一種のブラックボックスとして捉えているのだと思う。そして、だからこそ良いのだと。

しかし、同じファンタジーの括りでもこれだけ好みの差が出るのだからジャンルを分けてしまったほうがいい気もする。SFとSFファンタジーみたいな感じで。
ただ現時点ですでにその辺の線引き曖昧だけどね。

No.172 121ヶ月前

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