今の時代は何と言うか、「二次創作が盛ん」というのも一つの要因なような気がする。 面白い作品を書ける作者の脳内を、読者がそのままシミュレートすることは難しい。 だが、「設定」が詳細に決まっており、尚且つそれが読者に分かり易いのであれば、「公式に当てはめれば答えが分かる数学」のように、設定に基づいて作者の脳内に近いシミュレートをすることが出来る。 ぶっちゃけ、萌え属性みたいな記号化の一種なんじゃないかな。 『「か、勘違いしないでよね!」って言わせておけば、とりあえずはツンデレである』のと同じで、 要は”ごっこ遊び”の拡張版。 現代の多くの読者が望むのは、『砂場と人形』であり、『結末が決まっている絵本』ではないのかもしれない。 あとはまぁ、「SF」というジャンルに『敷居の高さ』を感じる人が多いってのもあるかも。 「ファンタジー」というジャンルにしておけば、ガッチガチに設定を固めたタイプでも『だってほら、ファンタジーだし。奇跡も魔法もあるんだよ!』と言い訳が通り易い風潮がある気がする。 だから、「ファンタジー」や「魔法」と銘打ちつつ、「「SF」的な綿密な設定」をしているものが多く、それらの中には『設定上は○○だけど、例外的に××』『△△?知るかバカ、そんなことより主人公TUEEEE!』という歪なモノがあったりする。
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コタク・ジャパンチャンネル
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今の時代は何と言うか、「二次創作が盛ん」というのも一つの要因なような気がする。
面白い作品を書ける作者の脳内を、読者がそのままシミュレートすることは難しい。
だが、「設定」が詳細に決まっており、尚且つそれが読者に分かり易いのであれば、「公式に当てはめれば答えが分かる数学」のように、設定に基づいて作者の脳内に近いシミュレートをすることが出来る。
ぶっちゃけ、萌え属性みたいな記号化の一種なんじゃないかな。
『「か、勘違いしないでよね!」って言わせておけば、とりあえずはツンデレである』のと同じで、
要は”ごっこ遊び”の拡張版。
現代の多くの読者が望むのは、『砂場と人形』であり、『結末が決まっている絵本』ではないのかもしれない。
あとはまぁ、「SF」というジャンルに『敷居の高さ』を感じる人が多いってのもあるかも。
「ファンタジー」というジャンルにしておけば、ガッチガチに設定を固めたタイプでも『だってほら、ファンタジーだし。奇跡も魔法もあるんだよ!』と言い訳が通り易い風潮がある気がする。
だから、「ファンタジー」や「魔法」と銘打ちつつ、「「SF」的な綿密な設定」をしているものが多く、それらの中には『設定上は○○だけど、例外的に××』『△△?知るかバカ、そんなことより主人公TUEEEE!』という歪なモノがあったりする。