昨日開催された、「SCEJA Press Conference 2013」。東京ゲームショウに先駆け、様々な情報が大放出されたカンファレンスの内容をまとめてご紹介いたします!
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■PlayStation Vita
まず、「PlayStation Vita」。新型の「PCH-2000」は約20%の薄型化と約15%の軽量化を実現し、さらにバッテリーの持続時間も向上。1GBのメモリーを内蔵して専用メモリーカードが無くてもだいぶ遊べるように進化。また、マイクロUSBを搭載し、そこから充電やデータのバックアップが可能に。かなり便利になったようですね。
2013年10月10日(木)より発売で、希望小売価格は19,929 円(税込)。今年2月に値下げされたPS Vitaと同じ価格でお手頃な印象。とりあえず型番の「2000」がなんか、ハリー・ポッターの箒とか『ナイトライダー』のKITTを彷彿とさせて、個人的にはそこで盛り上がってしまいました。
ソフトも続々ラインナップ。新作の『SOUL SACRIFICE DELTA』やマインクラフトライクな2Dアクションゲーム『テラリア』の移植などが発表されました。『PSO2』の世界観でオフラインでのストーリーを重視した『PHANTASY STAR NOVA』が一体どんなものになるのか、非常に気になります!
また、『ガンダムプレイカー』、『GOD EATER 2』、『FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster』のソフト同梱の数量限定モデルも発売されるとのこと(価格、仕様、発売日の詳細参照)。
■PlayStation 4
本命の「PlayStation 4」! 「3」よりも演算能力やグラフィック処理能力が向上したのはもちろん、ネットワーク機能が強化され、「PS Vita」やスマートフォン、タブレットを、第2の画面としてゲームが遊べるようになる機能などを搭載。画面に収まりきらない情報を表示したりするなど、これから出てくるタイトルの中でいろんな応用が生まれそうですね!
今回のコントローラー「DUALSHOCK 4」は「タッチパッド」や操作プレイヤーを示したり、ダメージを受けているなどのゲーム情報を光でお知らせする「ライトバー」を搭載し、今までのコントローラーと形状も変化。LRボタンも操作しやすそうな形に。早く握ってみたいなぁ。
日本国内にて、2014年2月22日(土)に希望小売価格41,979円(税込)で発売を予定。「PlayStation3」の初期の頃に比べて、サイズも価格も抑えていて素晴らしい。
さらに、ソフトの情報も一気に公開。カプコンの新作『Deep Down』も楽しそうでしたが、一番気になったのは、角川ゲームススタジオの第1弾タイトルとなる『NAtURAL DOCtRINE(ナチュラル ドクトリン)』。ファンタジー・シュミレーションRPGで、映像を見る限り『FinalFantasy Tactics』みたいなゲームなのかな? ちょっとTRPGやミニチュアゲームっぽいアナログゲームな雰囲気も感じます。
また、個人的には、(すでに情報は公開されていました)名作ステルス盗賊FPSシリーズの最新作『Thief』に大注目。実に9年ぶりとなる新作ですが、次世代ハードでどんな進化を見せてくるのか...楽しみです!
これも以前に発表されていたことですが、インディーズのデベロッパーをパブリッシャーと同じように扱い、審査の簡略化などで、参入しやすい環境を作っていく事を改めて強調。PS4で初めて登場したタイトルが、『マインクラフト』のような超ビッグな成長を遂げる...なんてことも起るかもしれませんね。
■PS Vita TV
ここで隠し球登場! 「PS Vita」のソフトをTVと接続して遊ぶことができるようになる、「PS Vita TV」が発表されました。要するに画面がない据置型の「PS Vita」ということ。発表された瞬間は携帯機の据置型ってなんだろう...と疑問に思いましたが、これがなかなか面白そうなんですよ!
背面タッチパネル等はないものの、基本的に「PS Vita」なので、「PS Vita」専用ソフトに加え、ゲームアーカイブスの初代PlayStation、PSPのタイトルに対応。それらソフトがテレビの画面で遊べるようになり、さらにマルチプレイヤーに対応するアーカイブスのタイトルでは、「デュアルショック3(今後は4にも対応とのこと)」を2つリンクさせて対戦(協力)プレイが可能に。これは熱い。
「PS Vita」専用ソフトでも携帯機ではなく、テレビの大きな画面で、ソファーとかに座りながらゆったり遊んでみたくなるタイトルもあるので、シーンやタイトルに合わせて切り替えて使ってみたくなります。「PS Vita」のソフトを、大きなコントローラーで操作できるようになるのも嬉しいですね。HDMI端子がついているので、ヘッドマウントディスプレイにもつなげることも出来ます。
また、「PS Vita」に搭載されている、動画再生、Webブラウザ、Eメール、音楽サービス「Music Unlimited」、Twitterクライアント「LiveTweet」、電子書籍アプリ「Reader」などはそのまま使え、「TSUTAYA TV」、「Hulu」、「ニコニコ動画」、「DMM.com」などの動画配信サービスにも対応。この辺はTV画面で使えると非常に便利そう。
「PS Vita TV」は2013年11月14日(木)に発売予定。希望小売価格は9954円(税込)。「デュアルショック3」と「メモリーカード(8GB)」をセットにした「PS Vita TVバリューパック」も同日、希望小売価格14,994円(税込)で発売予定。画面は必要になりますが、外でゲームを遊ばないという人にとっては、「PS Vita」専用ソフトをより手軽に遊べるようになるのも素晴らしいですね!
とにかくいろんな遊び方が出来そうなワクワクする製品。(電源をどうにか確保して)「PS Vita TV」を懐にしまいながら、屋外でヘッドマウントディスプレイを装着し、コントローラーを握りしめて遊ぶという、サイバーパンクな雰囲気の漂う遊び方を思いつきました。皆さんはどう遊んでみたいですか?
■まとめ
ハードとしては新型「PS Vita」も「PlayStation 4」も十分熱かったのですが、最後に登場した「PS Vita TV」が全て持って行った感じのするカンファレンスでした。今までのスマートテレビやセットトップボックスの強力なライバルとなりそうな雰囲気。普及していけば対応するものが増えたり、未知の遊び方が開発され、さらなる進化を遂げそうなところも楽しみ。とにかく、これからのプレイステーションの展開に期待しておきましょう!
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(傭兵ペンギン)
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