密度濃かった!
2013年8月10日から31日にかけて、渋谷のgalaxxxy in Hi-Fiにて「トリリオンスターギャラリー」というギャラリー展示イベントが開催されていました。これは以前Kotaku JAPANでも紹介した「トリリオンスターライツ」主催のイラストコンテストで、最終日である31日にはゲストを招いたトークショーも行われました。
というわけで、今回はイベントのレポをずらずらっと、ご紹介します。イベントは第1部と第2部に分かれていたので、まずは第1部から。ギャラリーとあわせてどうぞ!
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会場にはプロマイドを作り続けて90年の老舗、マルベル堂による星野希ちゃんのプロマイドが販売されていました。イラストのプロマイド化はマルベル堂初だそうです。発色がよく、さすがだなと感じさせてくれました。
第1部では「トリリオンスターライツ」のiTunes配信決定や、WG Publishingがリリースしている音ゲーアプリ『グルーヴキャッチ』への楽曲提供などが紹介されました。トリリオンのCDは若干入手困難なので、ありがたいですね。初音ミクVerやアカペラなど、新トラックも収録しているとのこと。
お次は第2部です。第2部では、最低シモネタお下劣パロディー漫画家の(名刺にそう書いてるもん!)田中圭一さん、イラストレーターの師岡とおるさん、galaxxxyのデザイナーきしひろみさんらによる、トークイベントが行われました。
「80年代といえば、どんなキーワードを思い浮かべますか?」というテーマに対して、『クリーミーマミ』や『とんでも戦士ムテキング』、スキャニメイトという懐かしワードが飛び交ったりと、まさにバブルの前後を感じさせるアツいトークイベントとなりました。
印象深かったのは田中圭一さんのお話で、手塚治虫や松本零士が愛用したレアいペン先「ファルコンペン」についての内容。これは70年代に製造中止になった幻のペン先で、都内文具店のペン先は、この二大巨匠によってほとんど買い占められてしまったそうです。田中さんはそのファルコンペンをゆずり受けたそうで、手塚パロを描くときには愛用しているとのこと。なるほどなぁー。
イベントのラストはイラコンに相応しくイラストの授賞式が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。やはりトリリオンのイラコンということで、独特奇抜な作風が多く見られました。
「80年代をテーマにしたアイドルプロジェクト」というキーワードにちゃっかり惹かれた人たちが集まってるんだなぁ、ということをすごく強く感じるイベントでした。当時のテイストや風潮って、今だとすごく新鮮に感じたりしますが、その部分にフォーカスしたらこんなに面白いんだと素直に思いました。希ちゃんのローラースケートにキュンとくる、あのカンジです。
ギャラリーの作品はトリリオンスターライツの公式ツイッターでも一部見ることができるので、以下のギャラリーとあわせてぜひチェキってみて下さい。共産党風希ちゃんとか、プロパガンダ感があって燃え萌えです。
懐かしいけどちょっと未来っぽい。そんなアナクロ感がグッとくるんです。
(ヤマダユウス型)
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