最近は、アメコミを原作にする映画が続々公開されているので、映画のヒットから原作のアメコミへの注目が高まり、邦訳コミックが沢山登場しています。そんな中、『バットマン』や『アイアンマン』など、様々なアメコミ作品を手がけたコミック・アーティストが、実際に絵を描くところを生で見られるイベントが、日本で開催されます。
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今回のイベントは、コミック・アーティストのライアン・ベンジャミンが、コミックに登場するキャラクターを即興でキャンバスにペイントする様子をライブで見られるというもの。こんな熱いものが日本で見られるなんて!
ライアン・ベンジャミンは、95年にコミック業界で最も売れていたアーティストである、ジム・リー主催のワイルドストームスタジオよりデビュー。当時のスタジオの看板作『ストーム・ウォッチ』や『ワイルド・キャッツ』、『グリフター』でペンシラー(鉛筆原稿を描く)を担当していました。
そしてデビューから3年目にマーベルで『アイアンマン』、『キャプテンアメリカ』、『X-MEN』と人気タイトルを次々に担当。その後はダークホース・コミックにて『スター・ウォーズ』のコミック版を手がけています。
そして、ワイルドストームスタジオがDCに合併されたのをきっかけに、恩師であるジム・リーのもとに戻り、記録的なヒットとなったグラント・モリソン原作の『バットマン』を手がけました。
日本では『ワイルドキャッツ』や、マーベル時代に描いた『ヒーローズ・リボーン・アイアンマン』、DCの『バットマン:ラス・アル・グールの復活』、『バットマン:ブラック・グローブ』が邦訳出版されています。ちなみに、今回が初来日なんだとか。
また、ショーン・ギャロウェイ、ピーター・グエン、クレイ・マンの3名のアーティストも同会場でグッズ販売を行い、ファンのリクエストに応える形で、ファンの好きなキャラクターのスケッチをする予定です。こちらも熱い!
ショーン・ギャロウェイは、アメリカのカートゥーン作品でキャラクターデザインをした人気アーティスト/デザイナーで、日本でも放送されたアニメ『スペクタキュラー・スパイダーマン』を手がけた人物です。
ピーター・グエンは、カートゥーンで『ウルヴァリン・アンド・ジ・エックスメン』等のプロダクションを経験したのち、コミックアーティストとしてデビュー。DCで『キャット・ウーマン』や『バットマン/アーカム アンヒンジド』のペンシラーとして活躍。
クレイ・マンは、マーベルで看板タイトルである『Uncanny X‐MEN』、『X-MEN Legacy』のペンシラー。また『X-MEN』のキャラクター「ガンビット」の単独誌のメインアーティストでもあります。
今回のイベントは、10月19日(土)に池袋の「Cafe Pause」にて開催予定。午後7時頃の開場、午後10時終了予定とのことです。
また、翌日10月20日(日)には、オリジナル限定の同人誌即売会「コミティア106」の会場内で、世界のマンガを紹介するイベント『海外マンガフェスタ』が開催されます。『海外マンガフェスタ』では、先ほど紹介した4名に加え、世界中の有名アーティストが参加。
中でも注目なのは、映画の原点になったと言われる『アイアンマン:エクストリミス』を手がけ、後に映画版『アイアンマン』シリーズでスーツのデザイン、アクションシークエンスのコンセプトアートで参加したアーティスト、アディ・グラノフの来日! こりゃ凄いよ!
どちらのイベントも、まるで海外のコンベンションに参加したかのような熱い体験ができそうな雰囲気。10月19日、20日は激熱アメコミ2デイズとして、イベントに連続参加してみてはいかがでしょうかっ!
Ryan Benjamin[DeviantART]
Sean Galloway[DeviantART]
Peter V Nguyen[DeviantART]
CLAY MANN[tumblr]
[The Art of Adi Granov]
[cafe pause]
海外マンガフェスタ アメコミ関連情報[アメコミ放浪記]
@MetalYoshi[Twitter]
[海外マンガフェスタ]
(傭兵ペンギン)
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