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オモチャなんて、とんでもない!

13歳と11歳の女の子、カミールちゃんとジェヌビエーブちゃんの姉妹が作り出した火星探査機のレプリカは、なんとニューヨーク科学博物館(New York Hall of Science)に正式に展示されるほどの完成度なんです。 ご存じのように火星では現在、マーズ・サイエンス・ラボラトリーの火星探査ローバー「キュリオシティ」が運用中。日々献身的に働きながら、貴重な火星の情報を地球へと送り続けているわけですが、 2人が制作したのは、その一世代前の火星探査ローバー「スピリット」。 この時点で、なんて渋いところを突く女の子たちなんだとか思ってしまうわけですが、その完成度も、ダテに科学館に展示されているわけではありません。 以下から、科学萌え姉妹の生み出したスピリットの詳細をご覧ください! 


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火星探査ローバーの模型を制作した、カミール&ジュヌビエーブ姉妹。


ブログでも語られていますが、一部にお父さんの力を借りたものの、レプリカを制作するにあたっての金属加工や機械の組み立て、ハンダ付けなどの電子基板の構成やプロジェクトに至るほとんどの作業を、この可愛い女の子たちが行っています。


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ビーティ親子のロボティクス・チーム。中央は父親のロバートさん。


制作されたスピリットのレプリカは、お手製のCNCミルで削り出した金属パーツや電子部品など、700を越えるパーツで構成されており、6輪のサスペンション・システム赤外線カメラ、サーマルアレイセンサー、8つのソナーセンサーを備えるなど、まさに火星探査ローバー「スピリット」をそのまま縮尺したかのような完成度となっています。


ギャラリーはこちら


そしてもちろん、彼女たちの火星探査ローバーはリモートコントロールが可能。特製のソフトウェアを使用し、緑色のターゲット・レーザーとサーマルセンサーで周囲の環境を認識しながら、本物の火星探査機のように自在に動かすことができます。率直に言って、スゴすぎる。動画で詳細をご確認ください。

動画や大きい画像はコチラ

レプリカが展示されているニューヨーク科学博物館では、火星の地表を模した展示スペースの中で、赤外線カメラや各種のセンサーを操りながら、インタラクティブに火星探査をシミュレートすることができるようです。アメリカでは、こうして子供たちに科学への興味と夢を提供しているんですね。そして、そうした環境の中から、ビーティ姉妹のような、未来を担う「科学の子」たちが生まれてくると。 なんという好循環......ものづくり大国である日本も、かくありたいものですね。


少女よ科学に萌えろ! 13歳と11歳の姉妹が作った「火星探査ローバー」が凄すぎる[Kotaku Japan]
Sisters Build Their Own Mars Rover [technabob]
Mars Rover [Beatty Robotics]
The Mars Rover by Beatty Robotics [Vimeo]

(キネコ)