今回の美術のお時間は、珍しく設計図のような精密画です。 『Portal 2』に登場する、可愛くも憎きキャラクターのタレット。アパチャーサイエンスの素晴らしき発明のひとつですが...実はコイツ、中身は弾丸だらけというキケン極まりないメカ。 今回ご紹介するアーティストは、そんなタレットの中身を精密なドローイングで描き起こし、超絶技巧を披露しています。 早回し映像で、下描きから彩色、完成までが見られるので、以下でご覧ください。
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その前に、タレットの内部構造はどうなっているのか? 去年CEOのケイヴ・ジョンソンさんが公開してくれた、ティーザー動画の中でわかりますので、まずはコチラをご覧ください。
続いて、それをドローイングする模様です。
このご時世、アナログで細密画を描く絵師さんはちょっと希少かもしれませんねぇ。 この方は、タレットを愛してやまない芸術家アンドリュー・ガボットさん。作業机にはPCにモニターがあるので、その気になればデジタルで描画だってできるでしょうに...。下絵を作ったりトレーシングしたり、絵の具と筆でペタペタ塗ったりと、わざわざ手間のかかる作業に取り組んでいます。 一般的にCGペインティングというのは、やたらとフラットな仕上がりになるのが常ですが、メカニカルなイラストであっても、アナログな手描きであれば、絵の存在感に厚みをもたらしてくれる事と思います。 映像では小さくて判りづらかったこの作品ですが、この完成図はガボットさんの個人サイトで大きく公開されております。塗りムラや味わい深い線描がご覧いただけますので、ぜひともチェックしてみてください。
Watch This Artist Draw the Insides of a Portal 2 Turret [Kotaku] (岡本玄介)
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