『300』、『ウォッチメン』のザック・スナイダー監督、『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン製作総指揮で、アメコミヒーロー「スーパーマン」の誕生秘話を描く映画『マン・オブ・スティール』。
今回は、ザック・スナイダーが全力で創りだした壮絶な戦闘シーンを含む新映像をご紹介いたします。超人vs超人のすげぇ戦いが繰り広げられてますよ!
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殴られた奴が、命中する衝撃でビルがボコっとへこんだりするのはなんだか『ドラゴンボール』みたいですよね。改めて考えると、滅亡したクリプトン星からやってきた異星人であり、地球人の親によって育てられた「スーパーマン」は、サイヤ人の「悟空」と設定に共通点が多いです。
しかも、今作で戦うのはクリプトン星の数少ない生き残りの1人であり、地球に彼と「ある物」を探しにやって来た「ゾッド将軍」。なんとなく彼と「スーパーマン」の関係は「悟空」と「ベジータ」との関係に近いものを感じます。
地球では太陽の力によって凄まじい筋力と、軽く飛んだだけでソニックブームが起る程のスピードを持つようになったクリプトン人同士の超人対決ということで、戦闘シーンは『ドラゴンボール』で展開されていたような、凄まじいものばかり。
人間の目では捉えられないでスピードで殴りかかったり、相手をぶん投げビルを何個も貫通させたり、さらには目からレーザーも......。クリプトン人が戦闘すると、やり過ぎなくらい街の建物が壊れまくる! もしこの世界にスカウターがあったらすぐに爆発するはずです。
ザック・スナイダー監督が作った過去の映画の戦闘シーンでは、スローモーションをふんだんに使った作品が多かったですが、今回はスローモーションを使わず、超人同士の超高速戦闘を超高速なまま、パワー全開で描いています。まるでジェットコースターに乗っているかのような感覚が味わえるシーンが盛りだくさんです。ザックの映像はやっぱりすごい!
スーパーマンを演じるヘンリー・カビルは、約2ヶ月間のプレ・トレーニング、その後数か月にも及ぶウェイト・トレーニングに合わせ、1日5000キロカロリーの食事を摂取。筋肉だけ7キロも増量し、最強ヒーローであるスーパーマンを演じるにふさわしいパーフェクト・ボディに。上半身裸のシーンは、本当にコミック/マンガのキャラのよう。CGを使っても、やはり役者のリアル筋肉は大事ですよね!
今作では、ゾッド将軍の部下であるクリプトン星の女戦士「ファオラ」(アンチュ・トラウェ)のアクションも見どころ。スピードとパワーでアメリカ軍を蹴散らし、スーパーマンを圧倒します。最近は、半端なく強い女性が出る作品が多くなって来ている気がしますが、今作でもその例に漏れず、素晴らしい女子力(じょしぢから)が発揮されていました。
そんな筋肉が炸裂する光速アクションシーンがある一方で、スーパーマンと彼を育てた両親との絆、実の両親への想い、地球人が受け入れられない力を持った異星人としての葛藤が、『ダークナイト』のデヴィッド・S・ゴイヤーの脚本で描かれています。全体的に漂うシリアスな雰囲気で、今後ノーラン版「バットマン」と共演しても違和感のない世界観になっています(とはいえ、今作のスーパーマンに殴られたら、バットマンは確実に死んでしまう気がしますが......)。とにかく、オーバーキル気味な戦闘は劇場で見ておくべきです!
『マン・オブ・スティール』は8月30日(金)新宿ピカデリー他にて全国ロードショー。3D/2D字幕/吹替え同時公開です。
配給:ワーナー・ブラザース映画
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(傭兵ペンギン)
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