海には、不思議な外見をした生物が数多く存在します。中には、写真を見せられても、本当に存在するの? と疑いたくなるようなものも多いです。それに、信じられない機能を持っていたりする生物もいるので、驚かされると同時に魅せられる人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな私たちを魅了して止まない、宇宙人やモンスターさながらの海の生物をご紹介します。それでは、以下から「io9」がまとめた海の生物14選をお楽しみください。
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■トガリムネエソ
体長7cm程の小さな魚。熱帯、温帯水域に分布し、水深1000m程の場所に生息。腹部に発光器を持ち、光ります。
(via The Featured Creature and National Oceanic And Atmospheric Administration)
■ペリカンアンコウ
体長9cm、メスは20cm程に成長します。口が大きく、腹部が大きく膨らむため、自分よりも大きな獲物でも食べることが可能です。
(via Fishes of Australia, photo by Edith Widder)
■ホウライエソ
深水500~2500m程度の温帯から熱帯海域に分布する、体長35cmの深海魚。トガリムネ同様、下腹部に発光器を持ちます。wikipediaによると、「深海の中層捕食者としての地位を持ち」、「長大な牙が大きすぎる獲物を捕らえた際に、そのまま飲み込めずに餓死する事もある」そうです。
■ミツクリザメ
深水1300m、もしくはそれ以上の世界各地の深海に分布します。体長は3~4mと大型(資料に寄っては、それより大きく記載されていることも)。下の動画ではダイバーに噛み付いていますが、通常、人を襲うような凶暴な魚ではないそうです。
(via Dianne Bray/Museum Victoria 1 - 2)
■オニキンメ
水深500~3000mに生息する体長16cm程度の深海魚。上下に発達した大きな牙を持つため、口を閉じることが出来ないそうです。
(via All That Is Interesting, Citron and Brian Suda)
■サーカスティックフリンジヘッド
体長30cm程で太平洋から北アメリカにかけて分布。空になったサザエ科の貝を寝床にします。非常に縄張り意識が強く、テリトリーを守る為に、まるでプレデターよろしく口を開けて威嚇し合います。それでも勝負が付かない場合は、攻撃し合うそうです。
(via Tywkiwdbi)
■ニュウドウカジカ
以前にも紹介した、ニュウドウカジカが再びリスト入りです。オーストラリアとニュージーランド沖の水深600~1200m付近に分布します。ゼラチン質で体長は70cm程になります。
(via Fishindex)
■ウルフトラップ・アングラー/ワンダーフィッシュ(Lasiognathus amphirhamphus:タウマティクテュス科)
体長16cm程で世界中の深海に生息。ウルフトラップ・アングラーという名前は、その特殊な形状の上顎から来ています。
(via Wikimedia Commons/Theodore W. Pietsch)
■ヒレナガチョウチンアンコウ
世界中の水深100~1万mに生息。このアンコウは、生殖の為に雄が雌の体に寄生します。一度、雌の体に噛み付いた雄は、唇から雌の血管レベルで融合し、雌から栄養を貰います。そして、目は退化していくそうです。
(via Fishindex)
■ラブカ
体長2m程の大西洋や太平洋の大陸斜面、水深500~1000mに生息する深海サメ。「ウナギザメ」とも呼ばれています。妊娠期間が3年半と長く、繁殖率が低いため、準絶滅危惧種とされています。
■オニボウズギス
体長10~30cm程の鋭利な歯を持つ深海魚。水深600~1000mほどに生息します。口が大きく、自分の体よりも大きな獲物を飲み込むことが可能です。
■ホテイウオ
北海道や東北では「ゴッコ」と呼ばれて親しまれている体長30cm程の魚。水深100mあたりに生息し、産卵時期には浅瀬にやってきます。
(via The Featured Creature)
■ピンクハンドフィッシュとレッドハンドフィッシュ
オーストラリアのタスマニア州沖に生息する歩く魚。ナショナルジオグラフィックによると、体長10cm程のピンクハンドフィッシュは中々姿を見せることが無く、4個体しか見つかっていないそうです。また、レッドハンドフィッシュは、絶滅危惧II類(危急)に分類されているとのこと。
(via CSIRO, photos by Karen Gowlett-Holmes and Andrew Maver)
■キワ・ヒルスタ
2005年に発見された、体長15cm程度の甲殻類。大きなハサミを含む脚には白っぽい毛が沢山生えていることから、「イエティロブスター」とも呼ばれています。
(via Wikimedia Commons/A. Fifis)
これらの生物を実際に見る機会はあまり無いと思いますが、こんなエイリアンのような生き物が海に生息していると思うだけでロマンを感じませんか?
[via io9]
(中川真知子)
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