『FF』への愛がこのKickstarterプロジェクトを産みました。
昨年秋、『ファイナルファンタジーVII』のファン動画が作られたのですが、そのトレーラーが出た当時、動画を監督したジョナータ・メデオさんは「スクウェア・エニックスに動画の取り下げを指示されないか、心配ではないのか?」との質問に「心配していない」と答えていました。
そして先日、彼のチームがKickstarterプロジェクトを開始。『ファイナルファンタジーVII』を元にした、5、6話の実写ウェブシリーズを作るために、目標金額としている40万ドル(約4000万円)を募集しています。
どうやら、『ファイナルファンタジー』シリーズのクリエイターである坂口博信さんにも祝福を受け、『ファイナルファンタジーVII』の楽曲使用権利ももらったんだとか。ファン動画とプロジェクトの詳細は以下より。
【大きな画像や動画はこちら】
プロジェクトのプロデューサー、ダン・パーセルさんが米Kotakuに送ってきたメールには以下のようなことが書かれています。
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私たちはスクウェア・エニックスと数ヶ月に渡って連絡を取り合っており、楽曲使用権利も手に入れました。しかしながら、私たちはスクウェア・エニックスから承認を受けたり、支援を受けたりしているわけではありません。Kickstarterの(プロジェクト?)レビューも含め、すでに必要な手順は全て踏まえています。
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楽曲使用権利は手に入ったのかもしれませんが、スクウェア・エニックスは過去にもファンプロジェクトに「待った」をかけた歴史があります(例えばファンプロジェクト『クロノ・トリガー・レザレクション』に停止命令を出し、プロジェクトが中止になったことも。一方で、OCRemixが『ファイナルファンタジーVI』のサンプリングをCDで使用するのは許しています)。
それでは、実写版『ファイナルファンタジーVII』プロジェクトの詳細を少し見てみましょう。
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『ファイナルファンタジーVII:ザ・ウェブシリーズ』は、『ファイナルファンタジーVII』の中の印象的なキャラクターやイベント、そして興奮を、実写のウェブシリーズにするというファンプロジェクトです。
ゲームと同じく、このウェブシリーズでもエリート兵だった過去を持つ傭兵、クラウド・ストライフの活躍を描きます。巨大企業「神羅カンパニー」が、星の生命エネルギーを搾取するのを食い止めるために、クラウドはエコテロリスト「アバランチ」に加わります。
全世界で1000万本以上売れたゲーム『ファイナルファンタジーVII』は、今も世界中のゲーマーたちを魅了し続けています。私たちのウェブシリーズは、スクウェアソフト(現在のスクウェア・エニックス)の素晴らしい才能へのトリビュートです。第1シーズンは、それぞれ15分程度の5~6エピソードで構成され、全80~90分の映像となる予定です。
『ファイナルファンタジー』コミュニティーは世界中の、情熱あふれる献身的なファンで成り立っています。そのことが理解できるのは、私たち自身もファンだからです。そして、私たちの持つビジョンを皆さんと共有したいと考えています。しかし、皆さんからの助けも必要です。もちろん、古いハンディカムと自家製コスチュームでファンビデオを作ることもできますが、『ファイナルファンタジーVII』はそれ以上のものに値する作品です。
これまで10年以上、私たちの生活の一部となってきたこの作品の価値に見合った映像作品を作りたいのです。私たちのプロジェクトを支援してくださることで、あなたもプロジェクトの一端を担うことができます。このプロジェクトで集まった資金は、最後の1円まで作品のために使われることをお約束します。
このチームの誰ひとりとして(Team2Xによって雇われた俳優とスタッフを除く)、この映像作品からお金を儲けることはありません。これは作品への愛によって成り立っているプロジェクトです。
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詳細はKickstarterのプロジェクトページ、「Final Fantasy VII: The Web Series (Unofficial Fan Project)」でどうぞ。支援金額によって、ポスターやサントラ、作品内でのクレジットに名前が載ったり、作品への出演、プロダクションチームと食事などもできるようです。
「『ファイナルファンタジーVII』への愛は負けないぜ~!という方は「今さら聞けない? クラウドファンディング「Kickstarter」の投資方法まとめ」の記事も参考に、支援してみるのもいいかもしれませんね。
[via Kotaku]
(abcxyz)
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