昨年のコミコンで突如発表され、大きな話題となったリメイク版『ゴジラ』。怪獣vsロボット映画『パシフィック・リム』と共に、新たな怪獣ブームを巻き起こしてくれるのではないかと期待されていますが、どうやら問題が起こってしまったようです。
製作会社のLegendary Picturesが、リメイク版『ゴジラ』のプロデューサー3人をクビにするために彼らを訴えたところ、逆にプロデューサー達が訴訟を起こしたんだとか。なんだか、不安な展開に...詳細は続きからどうぞ。
海外のエンタメ情報サイトDeadlineによると、1月9日、Legendaryはダン・リンさん(『シャーロック・ホームズ』等)、ロイ・リーさん(『ディパーテッド』等)、ダグ・デイヴィソンさんの3人に、2011年に結んだ契約に従い、2万5000ドル(約225万円)の違約金を受け取り、今回のプロジェクトから外れるように通達したにも関わらず、それを無視したため、彼らを提訴。
ところが、今度は3人が2011年に結んだ契約は無効であり、東宝から『ゴジラ』の権利を取ってきたのは我々(あくまで彼らの主張)だから、相応の機会とお金を貰えるはずで、それがだめなら賠償金を払うべきということで、逆にLegendaryを訴えました。
要するに、Legendaryは3人のプロデューサーにお金を渡してこの映画に関わらせないように動いたところ、彼らが拒否したので提訴。すると3人は、映画にしっかり関わり、お金も貰い、さらに彼らが正しいことも証明するため、逆にLegendaryを訴えた...ということみたいですねぇ。
ちなみに、リメイク版『ゴジラ』は今年の3月からの製作開始を予定していたはずですが、このままだと公開予定日の2014年5月16日には間に合わないかもしれません。権利的な問題も絡んでいるので、だいぶ心配。ハリウッドゴジラが太平洋の向こうから再び日本にやってくる日は来るのだろうか...!
'Godzilla' Producers Bite Legendary Back In Legal Battle[Deadline via Balstr]
Legendary Pictures Sues To Remove 'Godzilla' Producers[Deadline]
Creature Sclupts[Hector A. Arce](画像)
(傭兵ペンギン)
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