ロボ魂は爆発だ!
芸術家・岡本太郎の手による『太陽の塔』は、1970年に大阪府吹田市で開催された「日本万国博覧会」のシンボル。万博のみならず、高度成長期の日本を代表する巨大モニュメントとして、現在も万博記念公園でその威容を誇っているわけですが、その独特のデザインと存在感から、「きっと太陽の塔には隠された秘密があるに違いない」、いや「きっと変形するはずだ!」なんて妄想をたぎらせた人も少なくないはず。
その夢が、村上克司さんの直系の弟子である、バンダイ/プレックスの玩具工業デザイナー・野中剛さんの手によって実現しました。その姿はまさに、「空にそびえる白銀(しろがね)の城」を思わせる存在感です。
【大きな画像や動画はこちら】
海洋堂の「1/350スケール 太陽の塔」と、ガンプラ(1/100MG Vガンダム 他)を融合させたという『太陽の塔 「TOWER OF THE SUN」』は、画像の佇まいだけで「ガシーンッ!」、「ドドーン!」というオノマトペが見えてきそうな、分厚い存在感を持つ逸品。
『太陽の塔』の特徴とされる未来・現在・過去を示す3つの顔が、まるでロボットに変形するためにあしらわれていたのかと錯覚するほど、巧妙な配置になっていることに驚かされます。
1970年の万博開催当時には、太陽の塔の「未来」を意味する黄金の顔に「キセノン投光器」が搭載されており、サーチライトのように光を放つことができたといいますから、発光機能を持つ『太陽の塔』ロボットも見てみたいところ。
というか、どこかのメーカーさん、マジで「変形ロボット・太陽の塔」を発売しませんか? その時には、野中さんにぜひ企画参加とデザインをお願いします!
太陽の塔 「TOWER OF THE SUN」 [Facebook]
子供時代の妄想実現!! 変形ロボット「太陽の塔」バンダイ玩具デザイナーの本気が凄すぎる [DDN JAPAN]
(キネコ)
関連記事