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ジャッキー・チェン、トム・クルーズ、アンジェリーナ・ジョリー他。俳優自身が命をかけたスタント集

2013/07/09 22:30 投稿

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全員がこだわり派の俳優さんたちです。

ハリウッドの俳優たちは、スタジオの保険やら取り決めやらの都合から、超カンタンなスタント以外は自分でこなすことはせず、顔が映らないアクション・シーンは大概がスタントマンに任せています。

でもまた、スタント・ダブルという俳優に似た背格好のスタントマン(またはウーマン)が生まれる前は、古いトーキー時代のコメディアンなどは自らの身体を張ってアクションをこなしていたんです。

今の時代でもマッスル自慢や、アクションの腕に覚えがある俳優さんたちは、こだわりを持ってスタント無しで演技するコトを重要視する方々もおられますが......。

そこで今回は「io9」がまとめた、古今東西のスターたちが自ら命をかけたスタント集をお楽しみいただきたいと思います。では以下で、アクション・スタート! 
 


【大きな画像や動画はこちら】

 
■『要心無用』:ハロルド・ロイド

要心無用 ハロルド・ロイド

実はセットでの撮影


主に1920年代で活躍した、サイレント映画の大スターであり、チャーリー・チャップリン氏と肩を並べるアメリカのコメディアン、ハロルド・ロイドさん。1923年に制作された『要心無用』では、1919年に撮影の事故で失った右親指・人差し指に義指をはめてのスタントを、自らこなしています。

この時計塔のシーンは伝説的に有名なもので、後世では『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や、『マイノリティー・リポート』などにもオマージュとしてエッセンスが取り込まれています。どんなモノなのか、動画でご覧ください。



画像でタネ明かしをされると、そんなに危険なスタントではなさそうですが、手に食い込んだ時計の針の跡がしばらく残ったままだったりと、やはり現場での苦労はイロイロあったそうです。

(Via fyeah-haroldlloyd


■『インディー・ジョーンズ』:ハリソン・フォード

体当たりなスタントが盛り沢山で、観ているだけでエキサイトする『インディー・ジョーンズ』シリーズ。まずはスティーブン・スピルバーグ監督や、ハリソン・フォードさんらによるコメントで、スタント・シーンの数々をまとめたメイキング動画を見てみましょう。



アクションのムーブを確認していたり、ジャングルでのロケやスタジオでの撮影など、バラバラに撮った映像をあとで繋いでソレらしく見せるやり方もあれば、イメージ画像として上がってきたイラストを、そのまま実写で撮影して馬からトラックに飛び移ったりと、振り返ると苦労話の連続ですね。殴り合いのシーンひとつとっても、様々な苦労があったようです。


■ジェイソン・ステイサム


若い頃は水泳の飛込み競技の選手だったというだけあって、肉体作りが既に出来ていたジェイソン・ステイサムさん。

このまとめ動画では、お馴染みの『トランスポーター』シリーズをはじめ、『SAFE/セイフ』、『キラー・エリート』、『デス・レース』、『ローグ アサシン』、『エクスペンダブルズ』、『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』、『メカニック』からド派手な格闘シーンをお楽しみいただけます。機敏なマーシャルアーツがイカしてますね。


■ジャッキー・チェン


我らがジャッキーは、カンフー映画の時代から自分でアクションをこなすことを信条としてやってきました。

そのこだわりは、『サンダーアーム/龍兄虎弟』でガケの上から命綱なしで気球にジャンプしたり、『酔拳2』で燃え盛る石炭の上でのシーンに自らダメ出しをし、2度目のテイクを撮り直したりと、本当にデンジャラスです。

おそらくカレの身体で骨折していない箇所なんて無いんじゃないか? というくらい、ケガが絶えないのもジャッキーだったりします。


■『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』:トム・クルーズ

ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル スタント

ドバイのブルジュ・ハリファをよじ登るトム


役作りだけでなく、アクションも積極的にこなすトム・クルーズさんですが、この作品では、世界一高い建物であるブルジュ・ハリファの壁面を自在に飛び降りたり、横走りしたり、よじ登ったりします。楽しそうなそのメイキング動画をどうぞ。



(Via Tom Cruise


■バスター・キートン

1番目のハロルド・ロイドさんと共に、「世界の三大喜劇王」と呼ばれるバスター・キートンさん。コメディアンではあるものの、かなり肉体を駆使したスタントで笑いを誘います。

この体当り芸は、後の『8時だョ! 全員集合』でドリフターズが再現しているシーンも多いので、まとめ動画を観ていると気が付くオッサン世代も多いかと思います。



ウィキペディアによりますと、

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『キートンの探偵学入門』 (Sherlock, Jr.) では、危険なシーンの撮影のおり、給水塔の水で叩きつけられ汽車の上からレールに転落。首の骨を折ったにもかかわらず、本人は気がつかず撮影続行。一年半後、偶然に骨折の痕が見つかったが、その時には既に完治していた、という武勇伝が残されている。『頭痛が続く』としか本人は自覚がなかったという。
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という奇跡の逸話も残されております。どうやら、ジャッキーばりにケガが絶えなかったようですね。

ポツンと立っている本人の上に1800キロもの家の壁面が倒れてきても、ちょうど窓の部分が開いていて、通り抜けてしまったり、蒸気船の写真の中をモルモットのようにグルグル走ったりするシーンは、キートンさんの代表的、かつ印象的なモノです。



■『ソルト』:アンジェリーナ・ジョリー


アメリカのCIAエージェント、イヴリン・ソルトが主役のアクション・スパイ映画『ソルト』。この劇中、かなりのスタントをアンジーさんご本人がこなしています。

エンターテイメント・ウィークリー誌のご本人のコメントによりますと...

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子供を持つってコトで笑っちゃうのが、子供たちが喜ぶからクールなスタントこなしたいってヤル気が、今までの2倍になっちゃうコトなのよね。
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なるほど、愛するお子さんたちは命がけのスタントの大事なモチベーションの元なんですね。6児の母であるカノジョは本当にタフです。


スタントマンを使ったアクション・シーンについては、かつての記事「SF映画史上最も命知らずなスタント10選」から、どれほど危機一髪すぎるのかチェックしていただくとして......今回の特集は映画/喜劇俳優ご本人たちによる決死のスタントでした。

やはり別人を使うよりも、本人がアクションしているほうが真実味があるのですが、元来アクション俳優でない限りはなかなか難しいコトなのでしょうね。そんな中、自分自身でスタントに挑む俳優さんたちはスゴいです。マジで。


[Via Jezebel via io9

(岡本玄介)

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