映画原作のゲームって、こんなにあったのか...。
「ゲームになった映画たち 完全版」は、映画/ゲーム系ライター・ジャンクハンター吉田さんが集めた、古今東西の「映画原作ゲーム」を紹介しまくる一冊です。『スターウォーズ』や『ハリーポッター』を例に挙げるまでもなく、今日、映画とゲームは切っても切り離せない関係です。
が、昔は映画原作のゲームというと、なんというか...しょっぱい...味わい深いゲームもたくさんありました。そんな黒みがかった歴史も含めて、優に300を超えるタイトルが紹介されています。ちょっと中身をのぞいてみましょう。
本書のトップバッターをつとめるのは、スティーブン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」。映画は凶暴な人食い鮫に襲われる人々を描くスリラー映画ですが、これがゲームになるとどうなるのか...
初めてのゲーム化ではジョーズに立ち向かう人間たちをプレイするゲームになっています。が、PS2/Xbox/PC版の『ジョーズ:アンリーシュド』になると、ジョーズを操作して人間を食い散らかし、レベルアップするアクションゲームに!? どうしてこうなった...
こんな調子で、原作に忠実なゲームから、名前と設定だけを借りたトンデモ作品までいろいろ紹介されています。 本書は「監督別」「俳優別」「SF映画&ファンタジー映画」「アクション映画&ドラマ」「ホラー映画」「邦画」「映画化されたゲーム」の7章構成。
また、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一さんへのインタビューや、お蔵入りになった映画ゲームのリストなど、コラムも充実しています。 ゲーム/映画の両方に通じている必要はなく、どちらか一方でも好きなら十分に楽しめることうけあい。各タイトルごとに、映画のDVDとゲーム、それぞれのデータベースも備えています。
なお、本書で紹介しきれなかた情報は、近日公開されるジャンクハンター吉田さんのサイトヨシダミアンドットコムで紹介されるそうです。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
[ヨシダミアンドットコム]
(金本太郎)
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