映画『ダークナイト』でバットマンの宿敵「ジョーカー」役を演じ、歴史に残る凄まじい演技を魅せてくれたものの、映画の公開前に28歳の若さで事故死してしまったヒース・レジャー。
この度、そんな彼がジョーカーの役作り用に綴った日記が発見され、その内容を父が語るドキュメンタリー映像が公開されました。
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この動画をアップロードしたユーザーの説明文によると、これはドイツで制作されたTV用ドキュメンタリー『トゥー・ヤング・トゥー・ダイ(原題)』の1シーン。また、フランス語の吹替が行われていますが、説明文によると、ヒース・レジャーの父、キム・レジャーがこのような事を語っているんだとか。
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キム・レジャー「これが「ジョーカー」の日記です。彼は役作りのため、ホテルの部屋に数週間閉じこもっていました。彼はキャラクターの中に入り込んで行くのが好きでしたが、この時は、本当に深く入り込んでいました」
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キム・レジャー「病院のシーンは興味深かった。彼が子供の頃、姉のケイトは彼に看護婦の格好をさせるのが好きでした。その姿は面白かった。そして映画の中でもそれをやったんです」
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キム・レジャー「これはこの日記を書く8ヶ月前に行われたメイクアップテストの写真です。撮影が終わる前に彼はこのページの裏に『バイバイ』と書き込みました。これを見るのは辛かった」
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日記のページにはたくさん書き込みがされており、さらにヒース・レジャーが役作りの参考にしたであろう原作コミックの1コマや、ピエロとハイエナの写真、そして映画『時計じかけのオレンジ』の写真などが貼られています。こんなふうに研究を重ねてあの素晴らしい「ジョーカー」が生まれたんですね。
このドキュメンタリーをソフト化するなどして、日本でも見られるようにならないものでしょうか? IMDbの情報によれば、全編約1時間で、彼の最後の作品となった『Dr.パルナサスの鏡』のテリー・ギリアム監督も出演している模様。見てみたい......。
(傭兵ペンギン)
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