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京都ならしょうがないですよね。

京都は日本の歴史の中で重要視されており、日本国内だけでなく海外からの旅行者も多い人気観光地です。 しかし京都はお寺だけではありません。日本が誇る任天堂も本社が京都にあります。でも、果たして「あれが任天堂だ!」 って一目で分かるような建物なんでしょうか? 


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画像からもわかるように、任天堂のビルはあくまで控えめな外見をしています。なのでもうちょっとPRしても良いんじゃないかな? と思う方もいるようです。では何故控えめなのか、という答えが任天堂の第70期 提示株主総会の質疑応答で明かされました。
質問:任天堂本社の壁に朝、昼、夜に分けてディスプレイを展示されると、非常に効果があるのではないか。外国人もたくさん京都へお越しなので、景観に則したPR をしてはどうか。
この質問に岩田社長が答えました。
岩田社長:任天堂の建物が何か物足りない、もっとディスプレイをしたらどうかということですが、京都では建物の壁に付けられる看板や広告物のサイズに制限があり、どんな表示でもできるわけではないんですね。 また、電飾系の看板は京都では非常に厳しく制限を受けます。これは京都という町が歴史と伝統を非常に大切にするということで、京都で仕事をさせていただく以上、これを無視するわけには参りませんので、この地ではなかなか難しいとご理解ください。 ただ、「任天堂はもっとアピールせよ」ということだと思いますので、アピールの方法についてはいろいろな場所で考えたいと思っております。
歴史的な建造物が多い京都は、景観を守るための規制も多いようです。 でも、任天堂の考える「その他のアピール」というのもそれはそれで楽しみですね。


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第70期 提示株主総会 質疑応答

京都の任天堂本社ビルが地味な理由[Kotaku Japan]

Brian Ashcraft(原文/中川真知子)