2013年夏に公開される、スーパーヒーロー中のスーパーヒーロー『スーパーマン』の映画最新作『マン・オブ・スティール』。
『300』や『エンジェル・ウォーズ』などで美しく、そしてたくましいバトル描写を中心とした映像を作り出したザック・スナイダー監督作ということもあり、映画ファン、ヒーローファンの期待は高まっています。
今回は日本語字幕の入った予告編とともに、『マン・オブ・スティール』がどういった作品となるのかを、ザック・スナイダー監督とスーパーマン役として主演するヘンリー・カヴィルが語った模様をご紹介します。
詳細は以下より。
何度見ても飛行シーンのかっこ良さにのけぞります。このシーンを含め、1978年に公開されたクリスチャン・リーブ主演、リチャード・ドナー監督作の『スーパーマン』を彷彿とさせるシーンがいくつか見られますが、ザック・スナイダーとヘンリー・カヴィルによると、今回の『マン・オブ・スティール』は今までの『スーパーマン』映画とは少々違った作品となるようです。
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我々はこれまでのスーパーマン作品とは異なったアプローチをしつつ、同時にその神話、そして伝説を尊重することに努めたよ。だけどスーパーマンという究極のヒーローには尊敬しなければいけない大きな柱があるんだ。僕はそれを尊重しつつ、でもそれを自分なりに曲げて、融合させることを存分に楽しんだよ。
単純にかっこいいからって、新しく作り直したり、設定を変えればいいってものじゃない。僕とクリス(クリストファー・ノーラン)はスーパーマンという本質の中にストーリーとヒーローならではの人間性を求めたんだ。
ザック・スナイダー
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長年のスーパーマン・ファンは、どんなものかをよく理解し、このキャラクターを愛し、共感すると思う。でもスーパーマンのファンではない人たちにも、共感してもらいたい。そのためには現代的なリアリティが必要であり、ヒーローの神話ではなく科学に基づく実話が織り込まれていなければ共感してもらえないと思う。
ヘンリー・カヴィル
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スーパーマンの象徴である赤パンツが見られないのは残念ですが、それも両者が語るような「現代的なリアリティ」が『マン・オブ・スティール』では重要視されているからなのでしょう。
まだまだ謎は多いですが、マントのはためきを見ているだけでも、すでにヒーロー映画に必須である「ケレン味」はたっぷり。シリアスすぎるヒーロー映画にいまいちノレない......という方の期待にも応えてくれる作品となりそうです。
『マン・オブ・スティール』は2013年夏、全国公開。
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(スタナー松井)
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