箱を開けるのに快感を覚えたことありますか?
皆さん「箱」ってどこで見たことありますかね。それはフィギュアの箱だったり、Amazonでお買い物した時の箱だったり、プレゼントを入れた箱だったりとすごく身近なモノですよね。今日はその「箱」がゲームになった『箱!-OPEN ME-』の発表会「ハコンファレンス」に行ってきましたよ。
意外とコレが面白いゲームになってました。ひらめきで謎解き箱を開く! 脱出ゲームをクリアした時と同じくらいの快感を味わえるような作品でした。まずは以下からPVを御覧ください。
どんなゲームか想像できました? なんだがPVはとってもカッコよく作られてますが、ただ箱を開けてるだけなんですよね...。でもその「開ける」という行為が爽快なんですよ。さてPVだけではなくもう少し、「箱!-OPEN ME-」について詳しく触れてみましょう。
「箱!-OPEN ME-」は背面カメラとタッチパネルを使って、箱を開けるゲームです。しかしその箱は簡単には開かず、様々なギミックが仕込まれているんですよ。ARマーカーを読み込み、ゲームを始めると空から箱が降ってきます。これでゲームスタート! さぁ箱を開けましょう。
箱を開けるには、タッチで押すスイッチや、スライドでオブジェクトをずらしたりなどのギミックを使います。箱の種類もたくさんあって、それぞれ謎が沢山散りばめられていたり、タイミングよくスイッチを押す箱など、様々なギミックが詰め込まれた箱が50以上用意されているみたいです。
PVでも箱が開いた瞬間に「YES!」と叫んでいますが、開いたときはかなりの快感ですよ。モヤモヤ〜...となりながら、箱をつついて、反応がある部分をみつけ、謎を解いて箱を開ける...。某RPGの「ピコーン!」と頭上に電球マークが浮かび、ひらめいた! どうだ! と熱くなる面白さが詰まってました。
オススメはマルチプレイ。2人で同じ箱を協力して開けるんですがこれがとても楽しいんですよ! 僕もプレイさせて頂いたときは初対面の方と一緒にプレイさせていただいたのですが、箱を開けるために協力するわけなんですね。指示を出しあったり、同時に作業をしたりとコミュニケーションを取りながら遊ぶ事ができるんですよ。
通称「ハコミュニケーション」と呼ぶのですが、このおかげで初対面の方とも気がついたら楽しくプレイさせていただきました! 「せ〜の...えい!」で箱が開いた時にはお互いに「やりましたね!」とガッツポーズをしていましたよ。
そしてこの「箱!-OPEN ME-」ですが、第16回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門にて「審査委員会推薦作品」を受賞した作品なんです。今回この「ハコンファレンス」では、製作者の方々のお話を聞くことができたので、こちらもご紹介しようと思いますよ!
登壇者は写真左から、ゲームディレクターの松田 太郎さん、アソシエイト・プロデューサーの五十嵐 藍葵さん、そしてプロデューサーの猿渡 晴義さんです。今回の「箱!-OPEN ME-」はクリエーター発掘支援プログラムのPlayStation CAMPの合格者の人が集まって作られた作品なんだそうです。
イベントでお話をしてくれたのはディレクターの松田さんがゲームを作る上で大事にしている4つのことでした。その4つの大切なこととは...。
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1.世界中何処にでもあるものを
2.インタラクションが直感的
3.自分の親父でもできること
4.・・・。
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この4つ(?)の大事なことは、『箱!-OPEN ME-』でもしっかりと生かされていますね。世界中に何処にでもある「箱」をゲームの中心に、シンプルに箱を開けるという目的で、直感的な操作で誰にでも遊べる。なるほど、流石クリエーター。究極の箱開けゲーここに誕生! って感じですね。
そして最後にプロデューサーの猿渡さんが「このゲームは開発期間8ヶ月、開発人数は6人と非常に短い期間と人数で製作されました。スマートARという最新技術とPlayStation Vitaの最新ハードを使って、PlayStation CAMPで合格した6人の情熱が加わってできた作品です。ぜひこの『箱!-OPEN ME-』でそれを感じとっていただければと思います。」とコメントしておりました。
ゲームを作る上で大事なことの4つ目とは「情熱」ってことですね! 『箱!-OPEN ME-』はPlayStation Vitaからダウンロード専用で12月20日、1500円で配信されます。一部体験ができるダイジェスト版も100円で販売されますので、気になる方はそちらもどうぞ!
(エドワード長谷)
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