『ウォッチメン』のザック・スナイダーさん(監督)と『ダークナイト』のクリストファー・ノーランさん(製作総指揮)のタッグで贈る、映画版『スーパーマン』の最新作『マン・オブ・スティール』のコスチュームがこの度来日しました。
今回は、来日したコスチュームの写真に合わせ、コスチュームの制作秘話をご紹介いたします。早速以下よりご覧ください。
チェインメイル(鎖帷子)を連想させるようなデザインですよね。『鋼鉄の男(マン・オブ・スティール)』という今回のタイトルにも相応しく、そしてなんといってもカッコイイ。これは本物を直接見てみたいなぁ。
以前の映画版「スーパーマン」のコスチュームと大きく違うのは、なんといっても赤いブリーフを穿いていないところ。このデザインに関しては紆余曲折いろいろあったようです。ザック・スナイダー監督はこんな発言をしていました。
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僕にとってコスチュームは重要なもので、我々は長い時間をかけてこれに取り組んだ。僕は赤いブリーフを穿かせようとしたんだけど、「ブリーフは穿かさせられない」と皆は言ったんだ。多分1500種類くらいのブリーフ有りのコスチュームも見た。今回のコスチュームを見れば、とても現代的だけど、原作のコスチュームとの繋がりは強いと感じるだろうね。
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というわけで、ザック・スナイダー監督はブリーフを履かせたかったようですが、「穿かさせられないよ」と言って止めたのはなぜなのか? その理由にもつながるであろう話を、コスチュームのイラストを担当したフィリップ・ブーテさんが、先日のサンディアゴのコミコン会場でのインタビューで明かしています。
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スーパーマンが何を持つべきで何を持たないべきか、何度も検討したんだ。その基準になったのは、彼がこの世界(地球)にとって、別の惑星(クリプトン星)から来たエイリアンであるというところだと思う。そして、ブリーフを穿いていると、それによってスーパーマンがこの世界の出身者に見えてしまうと我々は考えたんだ。
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なるほど。確かに、エイリアンをイメージしていると言われれば、そう思えてきますね。以前公開されたスーパーマンの実父ジョー・エルのコスチュームはかなりエイリアン的なデザインだったのも、こうした判断によるものだったのでしょう。
このコスチュームが劇中でいかにかっこよく登場するのか、そしてこのコスチュームを纏い、スーパーマンがいかにかっこ良く活躍するのか...まだまだストーリーも明らかになっていない謎の多い作品ですが、期待は高まるばかりッ!
『マン・オブ・スティール』は2013年夏公開予定。新情報が入り次第、またお伝えします!
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[マン・オブ・スティール公式サイト]
'Steel' this movie[New York Post]
Movie Bytes : Man of Steel 2013 Costume Update - Details on the Suit! : Beyond The Trailer @ Comic Con[YouTube]
(傭兵ペンギン)
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