ペイルマンも登場するのかな...。
2006年に公開された、ギレルモ・デル・トロ監督の映画『パンズ・ラビリンス』のミュージカル化が決定したと海外のエンタメ情報サイトDeadlineが報じました。アカデミー賞を複数受賞し、数あるデル・トロ監督の作品の中でも特に評価の高い今作ですが、まさかミュージカルになるとは。
今回の記事では、同作をご存知のない方のために映画版の予告編とともに簡単なあらすじも合わせてご紹介いたします。詳細は続きからどうぞ。
内戦後の独裁政権下のスペインが舞台。母親の再婚をきっかけに、反政府ゲリラの潜む山奥に住むことになってしまった主人公の少女が、不思議で禍々しい幻想の世界と、過酷な現実の世界を行き来しながら、幻想の世界で言い渡された3つの試練に挑んでいくというお話。
そして今回のミュージカルも映画同様、デル・トロさんが脚本を担当。曲は『ブロークバック・マウンテン』や『バベル』でアカデミー賞を受賞したグスターボ・サンタオラヤさん、そして歌詞は『オペラ座の怪人』や古典作品を基にしたロックミュージカル映画『ファントム・オブ・パラダイス』のポール・ウィリアムズさんが担当します(『ファントム・オブ・パラダイス』はデル・トロさん好きそうですよね)。
Deadlineによればデル・トロさんはこのプロジェクトを4年前から始動していたんだとか。ちなみに、4年前から今までで10本近くの映画に関わっているデル・トロさん。先日ご紹介した『パシフィック・リム』、『不思議の国のガーディアン』はもちろん、今月14日公開の『ホビット 思いがけない冒険』にも参加(当初監督・脚本を担当していたが途中で離脱)し、さらには2本の小説も書いたデル・トロさんは一体どんなスピードで仕事をしているんでしょうね...。本当に凄い。
あとは、映画の幻想的で結構ホラー寄りなアートやクリーチャーが舞台上でどのように再現されるのかが気になるところ。このへんもデル・トロさんが関わって、あの雰囲気を壊さないようでちゃんとしたミュージカルに仕上がるといいですね。
© 2006 - New Line Cinema
'Pan's Labyrinth' Heading For The Stage[Deadline]
El laberinto del fauno (2006)[IMDb]
(傭兵ペンギン)
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