世界がうらやむ、日本のゲーセン文化をとくと見よ!
日本のゲームセンター文化を軸に、日米アーケードゲーム文化の歴史と今を描いた、海外製作のドキュメンタリー映画『100 Yen: The Japanese Arcade Experience』がついにリリースされました。
3年に渡る製作期間を経て公開されたこの映画。プロゲームプレイヤーのウメハラさんをはじめ、日本人のゲーム関係者も多数出演しています。
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このトレーラーが公開されて1年、資金難からクラウドファンディングで製作資金を調達するなど、紆余曲折を経てついにその本編が見られるようになりました。私も早速、この映画を見たのですが、映画が終わるエンドロールが流れる頃には、思わず涙が出てくるほど気持ちが高まりました。
最近元気のないアーケードゲームシーンに、80~90年代のゲーセン黄金期を過ごした人達は悲しい思いをしているかと思います。私もその1人でした。しかしこの映画では、今なお経営努力を惜しまない日本のゲームセンターや、その時代を子供の頃に体感した今の30代、40代のゲームキッズが新しい形のアーケードゲーム文化を作り出していることを知らせてくれます。
求道者の様にナンバーワンを目指すゲームプレイヤーや、ゲーム好きでおもてなしの心を感じる店員の所作、ゲーム好きが集うコミュニティーの場としてのゲームセンターなど、外国人の目線で見る日本のゲームセンターについて描かれたくだりでは、ビデオゲーム先進国日本の誇りを感じられます。
全編通じてゲーセン愛がにじみ出ている映画『100YEN』。公式サイトにてDVDパッケージで販売されているので、ゲーム好きはもちろん政府のクール・ジャパン室の人たちに是非見て頂きたい映画です。
[100 Yen: The Japanese Arcade Experience]
(神尾武司)
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