最後に「TO BE CONTINUED!」と言いながらも最終号です。
発売直後から大人気を博した格闘ゲーム『ストリートファイター II』。当時は映画だけでなく、TVアニメやコミックブックやらなんやらと、イロんなメディアで独自の物語が展開していました。
良かったモノもあれば、ヒドかったモノもあるワケですが......今回ご紹介するアメコミもなかなかのものです(苦笑)。
ステレオタイプな東洋人顔のリュウと春麗が主役のこの『ストリートファイター』コミック。イイ意味でドイヒーなもんで、ついついご紹介せずにはいられません。以下のギャラリーでどうぞ!
チョッカイ出そうとした春麗に「ブタ野郎!」と背負い投げされ、いきなりバトルになってしまうふたり。そうかと思えば突然オンナになってリュウにキスする春麗。
最後のページでは、破れて血まみれのシャツと金髪の頭皮(!?)だけが残されたケン。次回に続く! といった超展開が続きますが......アートワークもヘタウマなら、ロマンスもストーリーもベタでなんだかなぁな感じデス(苦笑)。
1993年に発行されたというこのコミックブック。当時のキッズはワクワクしながら読んだのでしょうが、今となっては珍妙以外のナニモノでもありませんね。しかし米Kotaku読者の数多くは、今でもけっこう良いコンディションで保存しているというから、ちょっとオドロキです。
で、突然ですが巻末には悲しいお知らせも書かれています。
それは、これまで数冊が刊行されてきたこのコミックブック......実は当時のカプコンがこのスピンオフを気に入らず(そりゃそうだ)、オトナの事情でこれが最終号となってしまい、ファンの皆さんゴメンナサイね、とのこと。
いや確かにヒドいだのなんだの、ボロクソ言いましたし、きっと今でもカプコンは気に入らないでしょうけども......今は続きが読みたくて仕方がありません(笑)
頭皮を失ったケンの末路が気になってもう...!!
Street Fighter[La Repisa Nintendo via Kotaku]
(岡本玄介)
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