子供の頃、ゲームは目を悪くすると言われませんでしたか? しかし、どうやら事実はその反対で、ゲームは弱視の治療に効果的なんだそうです。
成人の弱視は治療が非常に難しいと言われています。しかし、CBCニュースが報じたところによると、マギル大学の研究者であるロバート・ヘス氏は、成人の弱視の治療には、両目を使って『テトリス』をプレイすることが効果的であることを発見したらしいのです。
では、以下から詳細をどうぞ。
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新しい治療法は、『テトリス』を効果的に両目を使ってプレイするというもの。このゲームは、落ちて行くパズルのピースを回転させながら、スクリーンの下にはめ込んで行くパズルゲームです。研究者達は、ヘッドマウントのゴーグルのレンズを、片方は落ちて行くピースだけを見れるように、そしてもう片方はスクリーンの下のピースをはめ込んで行く部分だけを見れるように細工しました。両目の視力に差が出ないよう、それぞれの見え方に調節を加えました。
そうして、『テトリス』を2週間に渡って1日1時間プレイさせた結果、9人の成人の弱視と3Dの奥行きの知覚に大きな改善が見られたと、研究者達は今週発行のCurrent Biologyで報告しています。
CBCニュースより一部抜粋
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ヘス氏は、この成果は『テトリス』に限ったものではなく、視覚的に集中したタイプのゲームであれば効果があるだろうと指摘しています。
なお、ゲームが弱視等の治療に効果的であるという研究を発表したのは、ヘス氏が初めてではありません。今回の研究とは別に、過去にも、弱視の少年の視力が『マリオカートDS』プレイで回復した話や、子供の視力回復にゲームを利用したいと考えている医者の話、シューティングゲームが視力の回復に繋がるというもの、また、ゲームが白内障に効く可能性があるというものを紹介してきました。これからは、徐々に「ゲーム=目に悪い」の認識が変わって来るのかもしれませんね。
[via Kotaku]
『テトリス』で弱視が治る!? 『マリオカート』療法に次ぐ新説が発表[ライフハッカー[日本版]]
(中川真知子)
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