白髪の増えたウルヴァリンの再現に期待
アメコミ映画『X-MEN』シリーズ最新作、『X-MEN: デイズ・オブ・フューチャー・パスト(原題)』。先日、過去作でプロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートさんとマグニートを演じたイアン・マッケランさんの出演が決定したとこちらの記事でお伝えしましたが、今度はどうやらウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンさんの出演交渉が進行中なんだとか。
詳細は続きからどうぞ(原作コミックスのネタバレを含む内容なのでご注意ください)。
今回のニュースを報じた、Hollywood Reporterによれば、まだ交渉中の段階とのことですが、前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』にも同役でカメオ出演し、過去全ての映画版『X-MEN』作品にウルヴァリン役で出演しているヒュー・ジャックマンさんが、正直(実際オファーがあるとしたら)今回の話を断るとは思えません。
ただ、前作同様のカメオ出演であればこんなに早く報道されないような気もしますので、もしかしてもしかすると、今作ではウルヴァリンはストーリーに大きく絡んでくるキャラクターとして登場するのかもしれませんね。
となると気になってくるのがストーリー。内容はまだ明らかになっていませんが、ウルヴァリンが登場することが決まったとしたら、映画と同タイトルの原作コミックでのエピソード『デイズ・オブ・フューチャー・パスト』に近くなるのかもしれません。というわけで簡単に原作エピソードのご紹介をしておきましょう。
原作の『デイズ・オブ・フューチャー・パスト』は、悪のミュータントチーム「ブラザーフッド」(リーダーはミスティーク)によるケリー上院議員の暗殺事件をきかっけに、ほぼすべてのミュータントが投獄・殺害されてしまった未来から、X-MENの生き残りであるキティ・プライドが現代に送り込まれ、その未来を知った現代のX-MENが、議員の暗殺を未然に防ぎ、未来を変えるために「ブラザーフッド」との死闘を繰り広げるというストーリー(結末はあえて書かないでおきます)。
実は未来のキティを現代に送り込んだのは、未来のウルヴァリンであり、このエピソードの重要人物(ちなみに、記事冒頭の画像は映画版キャストで原作表紙を再現したファン制作のイラスト。元の表紙はこちら)。というわけで、映画がこのタイトルで、ウルヴァリンがしっかりと登場するのであれば、原作の同名エピソードに近くなるんじゃないかな、と予想してしまいます。
これはあくまで予想ですので、実際にどうなるのかはわかりません。とにかく原作に近かろうが関係なかろうが、素晴らしいストーリーを持った作品になってくれることを期待します。せっかくシリーズ過去作のキャストを出すんですから、彼らも活躍する話になっているといいですね!
そんな『X-MEN: デイズ・オブ・フューチャー・パスト』は海外で2014年公開予定。そして、ヒュー・ジャックマンさん主演のX-MENスピンオフシリーズ最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』は日本で2013年秋公開予定。どちらも完成が楽しみです!
Hugh Jackman in Talks to Reprise Wolverine in New 'X-Men' Movie (Exclusive)[Hollywood Reporter]
X-Men - Days of Future Past[DeviantART]
(傭兵ペンギン)
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