最新作『ラストスタンド』を引っさげ筋急来日を果たした、元「カリフォルニア州知事」、現「筋肉の大統領」アーノルド・シュワルツェネッガーにインタビューをして参りましたっ...!
シュワが「映画の未来」について語ってくれた、筋(金)言だらけのインタビューを早速以下よりご覧ください。
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――映画『ラストスタンド』では、チームを率いて活躍するという映画でしたが、今後の映画で共演したい若手アクション俳優はいますか?
アーノルド・シュワルツェネッガー(以下、シュワ):映画の時代やストーリー次第だね。『コナン』のような映画もあれば、未来を舞台にした映画もある。だから、特定の誰という風に決めたりはしていないんだ。
シュワはどんな奴でもかかってこいという、ウェルカム体制のようです。
――近年、日本では映画館に足を運ぶ人の数が減っているのですが、そういった人たちを呼び戻すにはどうしたらいいと思いますか?
シュワ:映画を家で楽しむのと映画館で楽しむことの差別化には、いろいろな方法があると思う。3Dやサラウンドもいいだろう。韓国では270度スクリーンを見たよ。映画は普通、前にしかスクリーンがないけど、このスクリーンは横にもあるから、そこに映像が続いていくんだ。これは全く新しい体験だね。
今作の監督のキム・ジウンは、今、その270度スクリーンで観るためのショートフィルム『ハイド・アンド・シーク』を撮っている。そして、韓国ではそのスクリーンを置ける映画館を整備しているところなんだ。
とにかく、創造性が大事だね。映画館はもちろん、映画を製作する側も含め、映画産業全体が、今までどおりのものではなく、新しい方法で人々を楽しませなければならない。そういう形で楽しませることが出来れば、映画館に人を呼び戻すことができると思うよ。
何年も前から、映画産業側はビデオやDVDなんかが登場する度に、観客を失うんじゃないかと心配している。でも、恋人や家族と映画館行って、席に座って、大きなスクリーンで人と一緒に映画を観ることは特別なことさ。それはベガスでやる格闘技の世界大会を最前列で観るのと、家で観るのくらい違う。全く別なものなんだ。
なんと熱い筋言...やっぱり、映画は映画館で見よう...! そして、270度シュワ・アクションとか見てみたい!
最後にこんな質問をぶつけてみました。
――最近、アメコミ映画が増えて来ていますが、今後オファーがあったらそういった映画に出演する可能性はありますか?
シュワ:もちろん。自分に限界を設けたりはしない。どんなキャラクターだって演じるよ。今作っている新しい映画は『コナン』だし、前にはミスター・フリーズ(『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』)も演じたしね。
アクションや視覚効果の最近のテクノロジーは本当に進んでいて、昔と違った形で観客を楽しませている。『スパイダーマン』のように飛び回る映画も面白いと思うけど、『ラストスタンド』のように伝統的なアクション映画もあっていいと思うんだ。
要するにシュワには無限の可能性があるってことですね...わかります! VFXが凄いヒーロー映画も大好きですが、シュワ作品のような伝統的なアクションも大好きですよ!!
それはそうと、しきりに『コナン』という名前を出していました。どうやらシュワは現在制作中の映画『レジェンド・オブ・コナン』にかなりノリノリの様子。こちらの完成も楽しみですねぇ...。
非常に個人的な話ですが、シュワは私にとっての「ファースト・アクション・ヒーロー」であり、映画ファンになったのもシュワのおかげ...そのシュワにインタビューするわけですから、そりゃもう筋...じゃなくって、緊張しました。シュワに握手(頼もしい感触でした)してもらった時なんか、私が子供だったら、しめやかに失禁するレベルの緊張でした。
緊張はしたものの、インタビューを通じ、シュワの筋言を日本国民に届けるという重要な役割を担えたのは大変名誉なことでした。シュワに感謝。そしてこのインタビューも成層圏あたりから見守ってくれたに違いない神(チャック・ノリス)に感謝!
映画『ラストスタンド』は2013年4月27日公開予定。
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(傭兵ペンギン)
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