ぼくのかんがえた、さいきょうのゲームハードできました!
プレイヤー、コレクター、業界ゴシップ好きなどなど、ゲームマニアには色々な種族が存在しますが、今回は魔改造種族でとんでもなヤツが現れました。
インテレビジョンからニンテンドーゲームキューブまで、15台のレトロゲーム実機基板をひとつの筐体に集約し、電源は1箇所から供給、映像出力もひとまとめにした夢のレトロゲームハードを作り上げたのです。その名も『Project Unity』。
約3年に及ぶ製作期間を経て姿を表したこの大作ハード。製作課程やハードの説明、実演を作者が行う動画がYouTubeにアップされていますので、まずはその模様をどうぞ。
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とにかくスタイリッシュという言葉は一切脳内から省き、己の持つ電子工作、木工スキルで造り上げた『Unity』。各ハードを起動させる時には一度電源をOFFにし、アナログのスイッチをセットしてから起動させる仕組みなので、カートリッジやCD-ROMは複数刺さりっぱなしでもOKという安心仕様です。
コントローラーの問題は、対応基板をカートリッジ式で巨大な専用コントローラーに差し込むことで解消。そのカートリッジはNESカートリッジの外観を採用と、こだわるところはトコトンこだわった仕様です。
なお、詰め込まれたゲーム機の基板は以下の15ハード分です。
- インテレビジョン
- コレコビジョン
- NES (ファミコン)
- ATARI 7800
- セガマスターシステム
- アムストラッド GX4000 (1990年にヨーロッパで販売された8ビット泡沫ハード)
- メガドライブ
- TurboGrafx-16 (初代PCエンジン)
- ネオジオMVS
- SNES(スーパーファミコン)
- セガサターン
- NINTENDO64
- ドリームキャスト
- プレイステーション2
- ゲームボーイアドバンス(15ハードとあるので、ゲームボーイプレイヤーを使用か?)
- ニンテンドーゲームキューブ
公開した動画のコメント欄の「初代Xboxは何故入れなかったの?」と言うツッコミに対し、「Xboxは電気容量食うのと、Xboxのゲームにはあんま興味ないから不採用」とバッサリ切った理由をコメントしていたのは、初代Xbox大好きっ子だった筆者にとってはとても悲しい出来事でした(日本人目線だとGX4000入れるんだったら他の入れろよ! って思うし...)。
あとこのハードの残念なところは、コントローラーがひとつしか繋がらないことと、リージョンコードが欧州、映像信号はPALなので、日本での使用には難ありというところでしょうか。それでも、世界中で15ハードを実機で遊べるハードは『Unity』だけ! ですので、作者のBacteriaさんは今後も心ゆくまでゲームハードの合体魔改造を推し進めてもらいたいです。言わなくてもBacteriaさんにとってはライフワークに見えますけどね、ゲーム機魔改造。
Project Unity - the multiple retro video gaming console system [YouTube via engadget日本版]
(神尾武司)
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