ハダカだハダカ! でもチョット怖いんですけど!(苦笑)
本日の美術のお時間は...いつもとかなり雰囲気が違って、スッポンポンの人間を何百人と素材にした、正真正銘の現代アート写真です。このアーティストは、イタリアのアンジェロ・マスコさん。幻想的かつリアリスティックな巨大作品を生み出します。
ウェブサイトの Laughing Squidでこの作品の紹介記事を書いたEDW・リンチさんいわく、アーティスティックな作業工程こそが、マスコさんの作品を彼の作品たるものに仕立て上げるのだ、と評しています。
以下でその解説と、撮影風景がわかるメイキング映像をご覧いただきたいと思います。たくさんのハダカの老若男女が入り乱れていますよ!
【大きな画像や動画はこちら】
まずは制作の工程とはどんなモノなのか、その解説をどうぞ。
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時間を費やし、それぞれの作品を創る工程は、まずボランティアで集まった人たちのヌード写真の撮影から始まります。モデルたちはフォトショップで1人ずつ別個に分けられ、マスコさんの気に入る構図になるよう手が加えられます。完成させるまでに、制作は2年に及ぶものもあり、そのサイズはおよそ12メートル x 3.6メートルほどの巨大作品になることもあります。
時として作品の構図は、森林のような姿や卵の殻など...または大量の集団が渦を巻くような形など、ナチュラルな形態に組み合わされることがあります。そしてそれらの作品は、たびたび赤子の誕生を思い起こさせるものとなるのです。マスコさんご自身の出生が難産だったコトもあり、彼は2ヶ月遅れて生まれてきて、しかも出産の時には麻痺していたとのことです。
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なるほど、出産時の実体験から着想を得て芸術を創るアーティストなんて、なかなかいないのですが...これはすごく説得力がありますね。そしてメイキング動画がコレまたスゴいです。
このドキュメント動画を撮影したのは、ロバート・ジェイソンさん。動きがあるとリアルさが増しますね(汗)。
リンチさんはLaughing Squidにて、マスコさんの驚くべき作品群をいくつかまとめています。トップ画像とメイキング動画に引き込まれてしまったアナタは、是非とも下記リンクよりサイトを訪れてみてください。
アートと言えども一様、大量のハダカが観れますが、やや不気味なので職場での閲覧はご注意あれ!
[Angelo Musco via Laughing Squid via io9]
(岡本玄介)
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