父親が娘のために『ゼルダ』を改造してリンクを女の子に


リンクを性転換!?

小さな娘さんを持つお父さんが、任天堂を代表するキャラクターのひとりであるリンク性転換させちゃったようです。

もうだいぶ前の話になりますが、2003年にこのお父さんマイク・ホイエさんと娘のマヤさんは一緒にゲームキューブで『ゼルダの伝説 風のタクト』をプレイしていました。マイクさんはマヤさんのためにゲーム内のテキストを読んであげていたのですが、そのまま読むのではなく、主人公の性別をマヤさんの性別に合わせ、女性に変えていたとのこと。

しかし、それに疲れてしまったマイクさんは『風のタクト』事態を改造してしまおうと思いつきます。詳細は以下より。
 

 
マイクさんはDolphinエミュレータとプログラミングの知識でゴニョゴニョやって、ゲーム内に出てくる性別付きの代名詞を全部書き換えました

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もちろんキャラクターの名前を変えることも出来るわけですが、やっぱり名前はデフォルトの「リンク」のままにしていたんです。でも作中のセリフはリンクを「男の子」だと指し示していて、これは変えることができません。

でも、私は娘に「女の子はヒーローになって弟達を救いにいけないんだ」なんて思いながら育ってほしくなかったんです。

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(父娘は、どうもアリルを弟としてプレイしていたよう)

米コメント欄では「でも主人公の性別なんてどうでもよくない?」なんてコメントも見られましたが、中にはこんなものも。

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Monstrous:どうでもよくないよ。キャラクターが黒人か白人か、ゲイかストレートか、男か女かで論争が起きたりするでしょ。

ゲームは「お話」で、お話の中にはキャラクターたちが出てくる。本の中と同じようにね。でも誰も(『指輪物語』の)主人公のフロド・バギンズが男であることには不満を抱かない。

一方で、一部のRPGでは固定されたキャラクターがいる事自体が意味をなさない。だってプレイするキミ自身が主人公で、行動を決断するのもまたプレイヤー自身なんだから。そしてほとんどのゲームではプレイヤーが男だろうが女だろうが、白人だろうが黒人だろうが、それは関係のないことなんだから。

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うーん確かにそうも言えるかも。細かくキャラクターメイキングが出来ない場合、そのゲームを通じた経験が、そこに描かれている主人公が代表する性別や人種の持つイメージとしてプレイヤーにもたらされると考えると、決して小さな問題では無いですよね。

もしかしたら、リンクが男の子である必要なんてないのかもしれません。


Via Twitter[via Kotaku

(abcxyz)

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