コレって、世界中の有志がネット上で集まって作っているんですよね。
ネット掲示板「4chan」の「/vp/」板にいるメンバーが協力して、彼らオリジナルの『ポケモン』ゲームを作っているという情報が入って来ました。トレーナーの名前が「ドウチェラード」なんて奇抜な名前の『ポケモン』は、元祖であればゼッタイお目にかかれませんが、このインディー作品だったらアリ...？
今の段階では、まだまだゲームの素材となるコンセプトアートがゲーム用のグラフィック化を待っているような段階ですが...すでに沢山揃っているだけでなく、かなり『ポケモン』らしく高い完成度のモノばかりです。
ではそのいくつかを、以下のギャラリーでチェックしてみましょう。どうぞ！
【大きな画像や動画はこちら】
そしてインターネット・フォーラムサイトであるRedittでは、ユーザーのAtheism4twさんが、このゲームのWikiにリンクしています。画像や情報だけでなく、プレイが可能なデモ版もありますので、気になる方はダウンロードしてみてください。
米Kotakuでは、そのデモ版をプレイしてみたそうですが、その感想は...「ゲーム化を期待できるが、まだ初期の開発段階である」と言っています。ちなみにこの『ポケモン』は、独自の『ポケモン』を作るために、スクリプトやリソースがセットになっているRPG制作ツール「 Pokémon Essentials」を使って作られているそうです。
このゲームの舞台は、南アメリカに影響を受けたテイストの「ウロボス」という土地となっており、主人公のトレーナーはサイモンとソフィアと名付けられています。そしてカレらのライバルは、リカルド。友好的な好敵手ではありますが、カレは別名である「ドウチェラード（Doucherado）」と「ディックス（Dicks）」としても知られているそうな。
モンスターの方はと言いますと、ファンが作ったにしてはオドロくほど良い出来栄えで、ポケモン図鑑が大変な充実っぷりを見せております。しかも、Redditでは正式な任天堂の『ポケモン』よりも、優れたデザインがあると言っているユーザーもいるんですって。確かに良いかもって思うの有りますモンねぇ。
そして中には、名前がよくヒネっているのもあったりします。たとえば放射線を出す（出さないのもある）「同位元素」という意味のアイソトープ。そして進化すると、明らかにチェルノブイリを意識した名前のチルノービルとなったり、水中で自らの体温を変え、水中で浮き沈みができるヤカン型のフェトルキッシュなんてのもいます。しかもソレ、お湯を沸かしてコーヒーを飲んだりするんですって（笑）
とにかく今は、そのツールを使ってファン達が独自の『ポケモン』を作ったモノがいーっぱい公開されています。しかしその中でも、「4chan」のメンバーが作ったゲームが、とりわけ完成度が高いんですって。本家本元の任天堂が開発のストップをかけなければ、ワタシたちは完成版をプレイできるようになるのでしょうけれども...コレばっかりはねぇ？（苦笑）
4Chan is working on their own Pokemon-game and they make good progress.［Atheism4tw@Reddit Thanks, Patrick! via Kotaku］
（岡本玄介）
関連記事
