障害といじめに真っ向から切り込んだ、週刊少年マガジン読み切り『聲の形』が連載決定


これは、必ずや後世に残すべき作品になるはず。

稀代の名作、マルドゥック・スクランブルのコミカライズを担当した大今良時先生が、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞(2008年)に応募した作品が『聲の形』(こえのかたち)。聴覚障害者の西宮硝子と、健常者である主人公・石田将也を中心とした小学校クラス社会の物語ですが...。

重い。とにかく重い。障害といじめ、両方に対して主観・客観を交えながら深く切り込んでおり、学級のなかでいじめのムーブメントがどのように起こりうるのか、マンガのチカラでもって赤裸々に描ききっています。

オリジナル版は別冊少年マガジン2011年2月号で、セルフリメイク版が週刊少年マガジン2013年12号に掲載されましたが、何れも反響が大きく、この度連載作品となることが決定したようです。
 


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【聲の形】何度もすみません。今週の20日発売の週マガ12号に読み切り「聲の形」が載ります!本当にすべての人に読んでほしい漫画です。単行本と違って逃すと読みなくなるので、今週ずっと言わせてください。立ち読みでもいいです。・・・嘘です。いや本当です。えっと、とにかくそんな気持ちです。

— 別冊少年マガジンの班長さん (@betsumaga) 2013年2月18日
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【聲の形】読み切りで掲載した「聲の形」の連載化が決まりました。読んでいただいた皆様、ありがとうございますm(__)m。大今先生の構想を実現できるよう微力を尽くします。

— 別冊少年マガジンの班長さん (@betsumaga) 2013年3月5日
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【聲の形】週刊少年マガジンでの連載です。ありがとうございますm(__)m。 RT @yoaki_777 週マガ側での連載なのか別マガ側での連載なのか・・・とりあえず、おめでとうございます

— 別冊少年マガジンの班長さん (@betsumaga) 2013年3月5日
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夏ごろ、です。すみません。明言できなくて。確定したりオープンにしてよくなったら、また報告します。「不思議ちゃん」と言われているらしい大今先生のご様子もときどき報告します。 RT @konohana329n @betsumaga 聲の形はいつ頃連載になるのでしょうか?

— 別冊少年マガジンの班長さん (@betsumaga) 2013年3月5日
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『マルドゥック・スクランブル』のコミック版にも圧倒されました。あの広大すぎるハードボイルド感をほとんど崩さずギリギリまで噛み砕き、少年マンガという方法論でアウトプットできる方がいるのだと...。

そして、締め付けられる苦しい心象を大胆かつ繊細に描ききる大今良時先生を知ったわけですが、彼女の原風景が見られそうな作品の連載化とあっては応援するしかありません。

がんばってください! 連載がはじまったら週刊少年マガジン、買い続けます!


別冊少年マガジンの班長[Twitter]

(武者良太)

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