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『アイアンマン』のトニー・スタークのモデルとなった天才大富豪は「15年以内に人類は火星着陸を達成する」と予想

2012/08/18 12:00 投稿

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映画『トータル・リコール』(訳者は断然オリジナル版のファンですが)のように、人類が火星に行くのも夢じゃなくなるかもしれません。映画『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督が、トニー・スタークのモデルにしたと言うアメリカの天才企業家 イーロン・マスク氏が「ここ15年で火星旅行を可能にしたい」と語ったと、LAタイムスが伝えました。
 
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近年、火星への関心はこれまで以上に高まっています。今月初頭には無人探査機の「キュリオシティ」が火星に上陸したばかりですし、去年の9月にはオバマ大統領が2030年代までに火星軌道進入を主張。オランダの民間ベンチャー企業は火星への片道切符移住計画「マーズワン・プロジェクト」を立ち上げ、2030年代までに20人を移住させる予定です。 しかし先にも触れたように、PayPal社の共同設立者であり、国際宇宙ステーションに物資を送る商業軌道輸送サービスを提供するスペースX社の共同設立者並びにCEOのイーロン・マスク氏も、近い将来、火星に人を送り込むことが出来ると考えてるそうです。 ---------------------------------------
現時点で、私には可能だと思っています。自分の計算だと、大体12 ~ 15年で最初の人間を火星に送り込むことが出来るだろうと考えています。
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マスク氏は、ABCのNightlineのインタビューでそう答えました。 今回の無人探査機「キュリオシティ」の火星着陸でさえ、世界中が固唾をのんで見守ったミッションです。これが15年先と言えど、人間が火星で快適に過ごせるまでにすることは出来るのでしょうか? 当然、火星に滞在する場所もそうですが、8ヶ月間というフライト(?)で健康状態を維持するだけのも...。解決しなくてはならない問題が山積みです。 しかし、最近行われたLAタイムズのインタビューによると、マスク氏はこれらのリスクを充分に承知しており、さらに自身がリスクの高い最初のフライトで火星に行き、快適に過ごすことが出来れば、スペースX社のミッションを続けると語りました。 そして、話は火星を舞台にした映画の話にも及びました。LAタイムスのインタビューワーが、『スタートレック』と『エイリアン』という対極にあるふたつの映画が宇宙空間のモデルとして描かれている、と発言したことに対し、マスク氏は以下のようなコメントをしています。 ---------------------------------------
新しい代表例が必要です。この件に関しては、ジェームズ・キャメロンとも話し合っているんですが、彼は現実的な火星ミッションの話を持っているんですよ。良い火星映画は全くと言っていいほど無いですからね。これは私を悩ませていることのひとつなんです。正直言って、火星がモデルの映画で良いものは無い。それもあって、火星がモデルの映画は『ジョンカーター』以来予算が出にくいんですよ。
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映画が成功すれば、一般の人々の火星への興味も高まることでしょう。快適な旅が実現出来るようになったとしても、行きたいと思う人が余りにも少数だと、計画は自己満足で終わってしまいます。マスク氏の映画に対する期待は大きいでしょう。 しかし、いくら一般人が火星に興味を抱いた所で、大富豪しか手が出せない金額ではどうにもなりません。当然、マスク氏はどのようにして中間層でも手が届く価格にするかということに頭を悩ませています。しかし、「非常に難しい」と話してはいるものの、必ず出来ると信じていることがABC Newsの記事から伝わって来ました。 ---------------------------------------
実現できると確信しています。大体4000万円を越えないくらいで火星に移住したり、往復チケットを手にすることが出来るようになるでしょう。これだとカリフォルニアの中間層でも手が出せます。現時点で、(この価格を)可能に出来ると言えるでしょう。
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低価格を実現させるポイントとなるのは、再利用可能ロケットを開発すること。マスク氏は、飛行機の一機の価格は数千万するにも関わらず、幾度となく再利用するからこそ、1人のフライトが数十万円で済んでいることを例にあげ、ロケットでも同じことを考えているようです。 先日、NASAはスペースXとスペースシャトル後継機開発の契約を4億4000万ドルで結びました。国際宇宙ステーションへの同社初の有人飛行は2015年を予定しているとのこと。火星着陸の第一歩としても、この飛行が注目されそうです。
[ABC News | L.A. Times via io9] (中川真知子)

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