映画の中には極悪非道な悪役が登場しますが、現実社会にも冷血な殺人鬼や独裁者、もの陰に潜んで獲物を探すシリアルキラー、陰謀をたくらむホワイトカラーの犯罪者なんかがいます。
ブラジルのグラフィックデザイナー兼イラストレーターのビリー・マリアーノ・ダ・ラッツさん(通称 ブッチャー・ビリー)は、そんな実在の人物をコミックの悪役とマッシュアップさせてみたそうです。結果は...、極悪さが増したみたい。
では、続きからギャラリーをどうぞ。
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以下にキャラクターの説明を抜粋しました。
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■ギャラクタス×ヒトラー
ギャラクタスは、マーヴェルコミックに登場するキャラクターで、「コズミック・イーター」や「コズミック・ディバウラー」の名前でも知られています。ヒトラーは新世界秩序の確立を目論でいました。そして、メディアを利用したプロパガンダの広め方やカリスマ性のあるスピーチと能力、私は彼こそが、唯一の「世界を食った」独裁者だと思っています。
それに加え、ギャラクタスのヘルメットの下に誰が入っているのかが一目瞭然にする必要もありました。ヒトラーの目とヒゲは特徴があるので、ピッタリの人物でした。しかし、この絵で1番注目して欲しいのは、ギャラクタスのヘルメットです。卍になっているのがお分かり頂けるでしょうか。
■トゥーフェイス×ブッシュ
このキャラクターと人物のピックアップには多くの批判がありました。しかし、60年代のコミックブックのキャラクターと実在する人物をマッシュアップするのに野暮なことは言わない事です。馬鹿げていてユーモアがあるべきなんですから。私は政党や側を選ぶ事で政治的になりたいわけではありません。
笑いを取る為にブッシュをヴィランに仕立て上げたのは、私が初めてなわけではないでしょう。本当なら、ブッシュをマッシュアップする相手は、スーパーマンの敵でIQ200の天才、レックス・ルーサーを考えていたんです。ふたりとも合衆国の大統領を務めましたしね。しかし、それだと面白みにかけると思ったんです。だから、トゥーフェイスにしました。
■スーパーマン(ビザッロ)×カダフィ
スーパーマンの不完全なクローンであるビザッロの四角い顔とマッシュアップさせるには、リビアの軍人カダフィ大佐しかいないと思いました。
■グリーン・ゴブリン×ビン・ラディン
想像力が豊かなら、ビン・ラディンが『スパイダーマン』の敵であるグリーン・ゴブリンの顔にそっくりだと思えて来るはず。もし、そっくりだと思った事が無かったとしても、この絵を見てもらえば納得してもらえると思います。それに、ジェット・グライダーを操り、カボチャ型爆弾を投げるところにもビン・ラディンとのコネクションを感じました。
■ロキ×ザッカーバーグ
このマッシュアップが1番物議を醸しそうですね。一部の人は直ぐに皮肉を込めたこのジョークを理解してくれると思いますが、ヒトラーやビン・ラディンと同じように、ザッカーバーグの顔をヴィランに組み合わせることに不快感を覚える人もいるかもしれません。
しかし、忘れてはいけません。ギャング団にはあらゆるジャンルが必要です。苛めっ子タイプだけが悪とは限りません。誰もが認める狂人やサイコも大事ですが、誰のことも殺さないけれど、ネットワークを通じて世界中の個人情報を収集する技術オタクも必要なのです。彼なら天才的な悪の計画が実行できることでしょう。ザッカーバーグを組み合わせる相手は、最初『バットマン フォーエバー』のリドラーを考えていました。しかし、マークの生い立ちを考えると、ロキが最適だと考えたのです。
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ビリーさんのサイトに行けは、gifとTシャツを見る事が出来ますよ。お薦めです。
[via io9]
(中川真知子)
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