ノーマルより元気なサウンドですなー。 「HD 25-1 Ⅱ」はゼンハイザーDJ系ヘッドフォンの名機。どんなにうるさい環境でもバスドラムの音を耳に届けてくれる低音重視モデル(昨今の重低音機とはまた違う)で、日常で使ってもがっつりとしたドラムスがサウンドを支えてくれます。 その兄弟モデルとして登場したのが「HD 25 Amperior」です。アップルストア専売モデルで、いろいろとマークがついちゃったぶんお値段はお高め。でもスマートフォンや携帯ゲーム機で使うのにぴったりなカスタムがされていますよ。
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■第一印象
ノーマルの「HD 25-1 Ⅱ」(70Ω)と比べると、「HD 25 Amperior」のインピーダンスは16Ω。インピーダンス値が高くなるとハイパワーなアンプ搭載機、または外付けヘッドフォンアンプを使わないと鳴らしにくいのですが、16ΩならiPhoneやPS Vitaでも何なく大音量にできちゃいます。 逆にインピーダンス値が小さいとホワイトノイズが目立ちやすくなるのですが、iPhone 5、Xperia arc、PS Vitaでは無問題。これらの機種は機器内で発生したノイズが入らないように、アンプ回路をきっちりと作り込んでいるんでしょうね。
ハッ! とする高域もステキポイント。レスポンスが良く、「HD 25-1 Ⅱ」では感じられなかった明るいサウンドです。 その分、爆発するような威力抜群の低域は鳴りを潜めていますが、他モデルと比べれば弾力たっぷりのバスドラムです。ノれるノれる。 とはいえローエンドをぐいっと伸ばしていない。このスペック上で欲張らないところに、ゼンハイザーの美学を感じますね。
径の大きなヘッドバンドが二つに分割、頭部への加重を分散してくれます。またハウジングアームも回転式で、セッティングの自由度が高い。このテックでメカニカルでぶっちゃけ業務用なルックスも「HD 25」系の魅力と言えましょう。
■初音ミクがオリジナルを歌ってくれたよ「ブラック★ロックシューター」
数ある「HD 25」系はみなロックやBGMがハウス以上のダンスミュージックに適したエネルギーバランスをもっています。「HD 25 Amperior」も張りのあるアタックと短めのリリースの鳴らし方が特徴。リズミカルさに注目したい1機です。 というわけで「ブラック★ロックシューター」をピックアップ。中域がおとなしめなのでミクの声もやや奥まっていますが、ゆえに緻密なリズムパートを楽しめると言えましょう。
■Ibiza, Tech, Progressive House Mix "Natural Aquarium"パート1
個人的な趣味満載ですが、イビザなトーンも「HD 25 Amperior」にはマッチするかと。レスポンスの増した高域再生能力が、キラッ☆としたシンセをキラキラッ☆と鳴らしてくれます。 そうだ! プログレッシブなハウスが好きな方は、この動画を投稿したあーすさんのコンテンツに注目ですよ! 音の傾向●ドンシャリだ
音の伸び●堅め
音の細かさ●かなりいい
オススメのジャンル●ロック、ハウス、テック・ハウス、ディープハウス、トライバル・ハウス、プログレッシブハウス
HD 25 Amperior[ゼンハイザー]
協力・オレンジフォト撮影会・志乃蛍 (武者良太)
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