銃? そんな野蛮な武器は使わないよ。念力バトルだ!
クラウドファンディングサイトKickstarterで、脳波を使ったFPSバトルゲームが資金を集めています。
今のところ「Throw Trucks With Your Mind」(キミの念でトラックを投げよう)という仮名がついているこの作品、その肝である「念じる」部分を可能にするのは、ネコミミ型コミュニケーションツール「necomimi」でもお馴染みのニューロスカイ社の脳波読み取り装置です。コントローラーと集中力さえあれば遊べる作品なので、ロシア語で考ろなんて自分に言い聞かせなくてもOK。
実際にこのゲームのアルファ版を遊んでいる様子が超楽しそうなので、以下で見てみましょう!
Throw Trucks With Your Mind!(Kickstarter)
脳波でプレイヤーがどれだけ落ち着いているのか、どれだけ集中しているのかを読み取り、それらがゲーム内でのサイキックパワーと直結するとのことです。
トラックを目の前の嫌な奴にぶん投げたい場合はそれに集中! 集中すればするほどトラックを強く投げ飛ばす事ができるんだとか。モノを吹き飛ばすだけではなく、念の力で落下スピードを落としたり、大ジャンプをしたりと、まさに『スターウォーズ ジェダイナイト』シリーズみたいな技が使えますねー。デザイナーのラット・ウェアーさんはプロジェクトに関してこう語っています。
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私がこのゲームを作りたい理由。それは、こういったデバイスが、何も深い経験を残さないようなただのギミック、ただの可愛らしいアイデア、それ以上のものに成り得るということを見せたいからなんです。すでに大変な部分、骨格となる部分のコーディングは終わらせました。でも、現在使用している仮のアートを置き換え、ステージを作ったり、この念力機能が活かせる物理部分やネットコード作ったりするためにはお金が必要なんです。
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ゲームモードの中には、デスマッチなどの他、CTF(旗取り)の旗の代わりに「冷蔵庫」をチームで協力して念力で運ぶ「キャプチャー・ザ・フリッジ」モード、念力は使えないけど銃で武装したAI操るボットvs銃はないけど念力の使える人間プレイヤー達という、SF映画でよく有りそうな構図が楽しめる「ハント・ザ・ハンターズ」モードなども用意されるようです。
現在PCとMac向けに開発されており、総プレイヤー数32人で念力バトルを繰り広げられるのは2014年3月になりそうですが、それも資金が集まればの話。プロジェクトは現在、目標金額4万ドル(約370万円)の約4分の1である9902ドルを集めています。念力を送ってもお金を送らないとプロジェクトは成功しないと思われますので、友達と『スキャナーズ』ごっこがしたいなんて方はKickstarterで出資するのもいいかもしれませんね!
[via Kotaku]
(abcxyz)
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