高校生血祭りショー『悪の教典』の大ヒットも記憶に新しい、日本が世界に誇るバイオレンスクリエイター、三池崇史監督の最新作『藁の楯 わらのたて』の予告編が公開されました。
懸賞金10億円のかけられた連続暴行殺人犯であり、人間のクズである清丸国秀(藤原竜也)。彼の護送にSPとして呼ばれた銘苅一基(大沢たかお)と白岩篤子(松嶋菜々子)は、全国民から命を狙われるクズを守るべく奮闘しますが......。そもそも、そんなクズ、守る価値があるんでしょうか?
予告編動画は以下より。
『藁の楯』予告編 (YouTube)
同情の余地なしのクズを守るという、暴力と裏切りしか生まれない命がけの状況。SPにとって最悪中の最悪の任務が描かれます。
「私にも殺す権利があるということですね」という白岩篤子(松嶋菜々子)の言葉の通り、例えSPや警察でも、クズを殺せば10億円がもらえるルール。全国民が敵というアウェーの中、人はクズを見捨てずに、そして殺さずにいられるものなのでしょうか?
クズを演じるのが汚れ役での演技が毎回素晴らしい藤原竜也さんなので、「こんな奴とっとと殺れ!」と思わせてくれる最低のクズっぷりが見られそうです。その他にも、本作のために髪をバッサリ切って挑戦したという、松嶋菜々子さんのアクションシーンや、日本初の台湾新幹線を利用しての撮影など、三池監督作品に注入される新要素がどのようなスリルとバイオレンスを生み出すのか、期待がかかります。
『藁の楯 わらのたて』は2013年4月26日(金)新宿ピカデリー他、全国ロードショー。
©木内一裕/講談社 ©2013映画「藁の楯」製作委員会
(スタナー松井)
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